自然の中での集団宿泊活動が学力・ 学習状況に与える影響は?
4月17日に実施された平成24年度全国学力・ 学習状況調査の結果が、公表されました。調査の対象は、小学6年生と中学3年生。平成24年度の調査では、国語と算数・数学に加え、初めて理科の調査も行われました。このため、報道でも、理科の調査結果に関する関心が高かったように思います。理科の他に興味深かったのが、自然の中での集団宿泊活動に関する以下の調査結果。
自然の中での集団宿泊活動を長い日数行った小学校の方が、国語B・算数Bの平均正答率が高い傾向が見られる。
引用元: 平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について(概要) (PDFファイル)
調査結果をみてみると、小学5年生までの間に、自然の中で集団宿泊活動を行った小学校は92%。活動の日数の内訳は、以下のとおり。
4泊5日以上 : 5.1% 3泊4日 : 2.7% 2泊3日 : 29.9% 1泊2日 : 54.3%
活動の日数が長いほど、基礎的・基本的な知識・技能を活用することができるかどうかをみる国語Bと算数Bの平均正答率が、高い傾向にあるとのこと。この様子を表したグラフは以下のとおり。左に行くほど集団宿泊活動の日数が長くなります。1泊2日と4泊5日以上では、平均正答率に約2%の差があります。ちょっとだけ左上がりのグラフ。差の数値は小さいのかもしれませんが、興味深い傾向だと思いました。
出典: 平成24年度 全国学力・学習状況調査 調査結果のポイント (PDFファイル)
情報源
- 平成24年度 全国学力・学習状況調査 調査結果について:国立教育政策研究所 (2012年08月08日)
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