育児休暇をぜひ取得したい新入社員は、過去最高の48.3%
日本能率協会が実施した、2012年度 新入社員「会社や社会に対する意識調査」の結果によれば、育児休暇を「ぜひ取得して育児をしたい」と答えた新入社員は48.3%だったそうです。これは過去最高なのだとか。
この調査結果で興味深かったのは、経年変化。例えば、以下のグラフでは、過去5年間の新入社員の回答の変化を見ることができます。
「ぜひ取得して育児をしたい」と回答した新入社員の割合(グラフの青色の部分)は、5年前と比較すると、男性は28.9%から33.9%に、女性は72.3%から83.3%に、いずれも増えています。女性の割合はもともと低くはなかったようですが、それを5年で10%以上伸びているのは、注目すべき点だと思います。
また、グラフのうす紫色の部分は、「会社で前例があれば取得したい」と回答した新入社員の割合です。5年前と比べてみると、男性は36.3%から31.3%に、女性は15.4%から11.2%へと低くなっています。つまり、前例がなくても育児休暇を取得したいと考える新入社員が増えていることが分かります。
2009年に改正された育児・介護休業法の影響もあるのかな。様々な子育て支援策や少子高齢化対策が出てきていますので、新入社員の皆様が以前よりも知るに至ったということかしら。新入社員を対象としたこの調査は、定点観測のようなもの。制度の存在を知らない男性が増えているようですので、よい傾向だと私は思います。
情報源とグラフの出典
- 日本能率協会 JMA - <速報>2012年度 新入社員「会社や社会に対する意識調査」結果(2012年04月16日)
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