山菜料理と、煮物の味付けと、昨年のGWのこと。
昨年のことになりますが、ゴールデンウィークは、1週間、実家に帰省しました。こんなに長く実家にいたのは、就職して以来、いえ、一人暮らしを始めた大学のとき以来の出来事でした。長期帰省した理由は後で書きますが、うど、ふき、わらびなど、山菜を料理することが多くありました。
うど。うどは煮たことがなかったので、母に教えてもらいました。
ふき。筋をとって、はんぺんを加えて煮物に。
わらび。すぐに使えるようにと、灰であく抜き済み。卵でとじるといいよと、レシピつきで、近所の方から頂きました。有難いことです。
筍と菜の花ととり挽肉の炒め物。
上のお料理の写真は、同じメニューがかぶらないようにするために、iPhoneで記録していたものです。1週間、3食の食事を担当したので。
季節の食材が食卓にのぼることが、本当に多かったなぁ。バリエーションを出すために、iPhoneアプリ「クックパッド」にお世話になりました。クックパッド、便利
余談ですが、実家の料理酒は山梨銘醸の七賢でした(^^;
◇ ◇ ◇
昨年のゴールデンウィークの前、療養中の母のいる実家に、長い休暇をとって帰省しようかどうしようか迷っていた私。その背中を押してくれたのは、「帰った方がいいよ」という友達の言葉でした。彼女は、自分の経験から、その言葉を私にくれたのです。
仕事がとても忙しい時期だったのですが、ゴールデンウィークに、1週間、帰省できたことで、その1週間、私は母の近くにいることができました。実家の自営業が忙しかったこともあり、ほとんどの食事を私が担当させてもらいました。1週間、私の料理を、実家の父や母やみんなに食べてもらえました。
煮物の味付けについて、
「普段はこの味付けでいいけれど、
うちの仕事は力仕事だから、
もうちょっと味は濃くしておいた方がいいよ」
って、母に教えてもらったりしていました。父や母に、おいしいって言って食べてもらえたのも、うれしかったな。
母が他界したのはゴールデンウィーク明け。実家で過ごした1週間は、とても貴重な時間になりました。
友達のあのアドバイスがなかったら、母はきっとまだ大丈夫だと思いこもうとしていたから、私は短期間しか帰省しなかったと思う。そして、休みをとって帰ることができたのに、帰らなかった自分を悔やんでいたと思う。きっと。
無理する必要はないけれど、
実家に帰れるときには、帰っておいた方がいいです。
親孝行は、生きているうちにしておいた方がいいです。
ほんとに。
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