配偶者から暴力されても別れなかった理由は?
「男女間における暴力に関する調査結果」が、公表されました。この調査によれば、女性の場合、32.9%が、配偶者から、「身体的暴行」「心理的攻撃」「性強要」のいずれかの被害を受けたことがあり、10.6%が何度も被害を受けているのだそうです。
予想を上回る割合だなぁ。この割合は、前回、前々回調査の結果と、あまり変わらないのだとか。
この調査結果には、配偶者に暴力されたけれど、別れなかった理由も含まれています。一番の理由は、男女ともに「子どもがいるから、子どものことを考えたから」とのこと。女性の場合、57.3%がこの理由で占められています。別れると子どもへの様々な影響があるし、別れなければ自分は救われない。子どものことを考えると、簡単には別れるとは決断できない。葛藤。この気持ちはわかるなぁ。。。
男女間における暴力を防ぐために必要だと思うことは、大人になりかけの時期に教育をすることかな。年齢が高くなると、変わるのも変えるのも、難しいと思うから。
情報源&グラフの出典
DV被害の相談先は、友人・知人、家族・親戚が多いそうです。公的な機関に相談した割合は、いずれの機関も数パーセントとのこと。少ないように思います。女性では53.0%が、男性では76.1%が相談しなかったのという現実も、興味深いところです。とってもプライベートな問題だけに、相談するようなことではない・相談しない・相談できないというのも、分かる気がします。相談窓口に相談に行くような状態に陥らないことが、一番いいのでしょうけれど。。。
何かあったときのために、って、もちろん、何もない方がいいのですが、相談窓口が存在していることだけでも、知っておいてもいいかも。
◆DV相談ナビ
配偶者からの暴力(ドメスティック・バイオレンス、DV)に関する相談窓口が分からない、という場合には、「DV相談ナビ」が便利です。最寄りの相談窓口を案内してもらえます。
DV相談ナビ
Tel: 0570-0-55210
URL: http://www.gender.go.jp/dv/sodan_navi.html
DV関連の相談窓口情報は、内閣府Webサイトの「配偶者からの暴力被害者支援情報」ページから、たどることができます。インターネットにアクセスできる環境にいるときは、下記URLからどうぞ。
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