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2012年3月12日

災害に備えるという意識

東日本大震災の影響で、昨年の春は、いろんな商品が品薄になりました。お店の棚に商品が何にもなかったときのことを、子どもは覚えているのかな。そう思って、当時の写真を見せて、娘にきいてみたところ、

 「うん、覚えているよ。
  でもね、忘れてた。
   楽しいことが沢山あったから

との答えが返ってきました。「楽しことが沢山あったから」という部分が、とってもいいいな

ところで、娘に見せた写真は、以下のとおり。

まず最初は、近所のスーパーの、ミネラルウォーターとお米の棚。

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次に、電池とパンの棚。単1の乾電池があるとうれしいのに、全然、見かけなくなってしまい、予備の電池を入手できたのは、かなり後になりました。

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左は、野菜売り場。右は、トイレットペーパー売り場。キッチンペーパーは売っているのだけれど、トイレットペーパー、ティッシュペーパーの入手のために、あちこち探して歩きました。

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紙おむつ・紙パンツも、お店では見かけなくなりました。小さなお子様をお持ちの方は、心配だったことでしょう。

ガソリン、牛乳、ヨーグルト、納豆とかも、品薄でしたよね。

買い物に行く途中、自転車の荷台に、段ボール箱を乗せているおば様に会いました。そのおば様が曲がり角で段ボール箱を道に落としたので拾うのを手伝ったのですが、荷物の中身はすべて2リットルのミネラルウォーター。10本以上あったでしょうか。おば様の行動がどうだこうだというよりも、いつまで品薄の状態が続くのか、こういう気持ちがいつまで続くのか心配になったのを、覚えています。

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家族の人数分の食料、水などの備蓄について。節電について。停電への備えについて。そういった身近なことが、自分ができることだと信じて、しっかりやろうとしていました。毎日毎日、ずっと頭の中にありました。

お店の棚に商品が並んでいなかったり、複数メーカーの商品がいつもは並んでいるのに、特定のメーカーの商品しか並んでいなかったり。その様子は、自分が幼かった頃の、田舎の商店の様子を、私に思い起こさせました。昔に戻ったみたいだなって。

しばらくすると、徐々に、品物が戻ってきました。震災前の状態にスーパーの棚が戻るにつれ、備蓄の意識や、災害に備えるという意識が薄くなってきてしまったように感じています。

震災後の暮らしの中で、本当に必要なもの、本当に大切なものについて、考えさせられました。そして、震災発生後、一年が経過しました。これをきっかけに、もう一度、備えを見直したいな。気持ちを整理したいな。そう考えています。

※写真は、2011年03月14日~2011年03月21日に撮らせていただいたものです。

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