災害ボランティア活動のために必要なものは?
災害ボランティア用品をそろえる
災害ボランティア活動用の服装と持ち物は、下記で知ることができます。
- 水害ボランティア作業マニュアル(PDFファイル)
- レスキューストックヤード
活動時の服装をイラストで見ることができます。現地にはどんな危険があるのか、何に注意すればいいのかも書かれているので、初めて活動する方の助けになると思いました。1枚のパンフレットにまとめられています。 - 週末は東北へ 災害ボランティア・ブック
災害ボランティア活動のための基本情報と、東日本大震災ボランティアの活動の記録が載っています。服装・装備のイラストもあり、分かりやすいです。この本は、ツァーの事前説明会でも、紹介されていました。コンパクトサイズで厚くないため、携帯にも便利だと思います。
◆私が参加したツアーの場合
私が参加した東北復興サポートツアーの、災害ボランティア活動用の服装と持ち物は以下のとおりでした。
- 安全長靴
- 釘踏み抜き防止中敷き
- 厚手のゴム手袋、薄手の軍手
- 雨合羽(上下別のもの)
- 長袖シャツ・長ズボン
- タオル
- ヘルメット、帽子
- ゴーグル
- 防塵マスク
- 名札
- 保険証、応急セット、虫よけスプレー
- キャンディ(塩、梅)、梅干し(塩分補給)
- 水筒、ペットボトル(中身は水)
◆購入したモノ
上記のうち、購入した品は、以下のとおりでした。
- 安全長靴
- 釘踏み抜き防止中敷き
- 厚手のゴム手袋
- 薄手の軍手
- 雨合羽(上下別のもの)
私は会社員。パッケージ製品の開発を担当しているSE。ですので、普段の生活では、安全長靴、釘踏み抜き防止中敷きなどは馴染みのないものです。でも、購入に迷うことはありませんでした。なぜなら、東北復興サポートツアーの事前説明会があり、そこで、実物を確認することができたからです。また、現地での活動経験がある方からの説明も助けになりました。
実際に購入した品は、以下のとおり。購入場所は、ワークマンとホームセンターです。ワークマンの方が品揃えが豊富でした。ドンキホーテで購入できるものもあるそうです。
釘踏み抜き防止中敷きは、私が行ったお店では24.5cmが一番小さなサイズでした。中敷きの外周部分にはステンレスが入っていないので、多少は調整可能。24.5cmよりもちょっと小さめの足でも大丈夫そうでした。
私が選んだ安全長靴は、甲の部分が固くなっている鋼製先芯のもの。踏抜き抵抗板は入っていなかったため、釘踏み抜き防止中敷きを追加で購入しました。息子が選んだ安全長靴は、鋼製先芯に加えて、踏抜き抵抗板が付いているものだったため、中敷きの追加購入は不要でした。
インターネットでも安全長靴は購入可能です。「安全長靴」で検索すれば、たくさんヒットします。中には、復興支援ボランティア用品の特集ページを設けているショップもあります。しかしながら、私は路面店で購入しました。理由は二つ。配送日数を考慮すると、出発までに届く保証がなかったためです。それから、普通の靴についても言えることですが、実際に履いてみて選んだ方がいいと考えたから。
私が行った路面店(ワークマンとホームセンター)は、Mサイズ(24.5cm~25.0)からの品ぞろえで、Sサイズはおいてありませんでした。インターネットだとSサイズが載っているのですが。。。私の足のサイズは24.5cm。中敷きを入れることとソックスをはくことを考えて、Mサイズを選択しました。
普通の、長めのレインブーツでも大丈夫とのことでした。ですので、小さめの足の方は、レインブーツ+釘踏み抜き防止中敷きの組み合わせでOKだと思います。水の引いていない場所に行くのでなければ、長くつの長さは、ふくらはぎの真ん中くらいあればよいとのことでした。
左が厚めのゴム手袋。右が薄手の軍手。
厚めのゴム手袋は、事前説明会で見せていただいたのと同じのがあったので、サイズだけチェックして購入しました。炊事用手袋とは異なり、固く、丈夫で、ゴワッとした感じがあります。ガラスを拾ったりするので、この厚さは必要だと思いました。
薄手の軍手は、厚手のゴム手袋の中に重ねてはめると、汗を吸収してくれるのでよいと、事前説明会で聞きました。現地で実際に、重ねて使ってみましたが、快適でした。薄手の軍手は、必須ではないのですが、あるといいと思います。タクシーの運転手さんがしているような、薄手の手袋でもいいようです。
◆購入費用
二人分の買い物内容をまとめると、以下のとおりです。一人当たり5,500円くらい。
安全長靴(踏抜き防止板入り)(息子用) 2,900円
安全長靴(私用) 2,180円
釘踏み抜き防止中敷き 780円
厚手のゴム手袋(3セット入り) 580円
下履き手袋(息子用) 155円
下履き手袋(私用) 208円
雨合羽(息子用) 1,980円
雨合羽(私用) 1,980円
2人分の合計 10,763円
◆お借りしたモノ、提供していただいたモノ
私が参加したツアーの場合、以下のとおりでした。
ヘルメットは、日本旅行さんからお借りできることになっていました。ヘルメット不要な支援活動を担当することになったため、ヘルメットは必要なく、帽子をかぶっての活動となりました。
防護具セットを、スリーエムヘルスケアさんが提供してくださったそうです。セットの中身は、ゴーグル、防塵マスク、防護服。今回の復興支援活動では、ゴーグルと防塵マスクを、ありがたく使わせていただきました。使い捨て可能な防護服は汚れ防止によいとのこと。活動では使いませんでした。
私が参加したツアーは親子で参加するツアーだったため、教育の要素が随所に盛り込まれていたと思います。そのメリットを活かすことを考え、活動の前日、ホテルの部屋で実際に防護服を着てみたり、サージカルマスクと防塵マスクの違いを意識してもらえるように会話したりしました。
◇ ◇ ◇
災害ボランティア活動用品をそろえにお店に行ったところ、同じような品物をカートに入れているお兄さんを見かけました。準備品リストを見ながら、買い物をしていました。私とやっていることがほとんど同じ(^^; 通路で何回も一緒になり、となりで商品を選んだりしました。会話はしませんでしたが、頑張ってくださいね、私もできることを微力ながら頑張ります、って気持ちになりました。
「親子で行く東北復興サポートツアー」参加レポート
・ はじめに
・ 準備:参加の目的
・ 準備:ボランティア活動保険に入る
・ 準備:災害ボランティア用品をそろえる
・ ツアー:1日目:移動日
・ ツアー:2日目:1)オリエンテーション
・ ツアー:2日目:2)復興支援活動
・ ツアー:2日目:3)地元の方との交流会
・ ツアー:3日目:世界遺産「平泉」見学
関連情報へのリンク
- 水害ボランティア作業マニュアル(PDFファイル)
- レスキューストックヤード - ワークマン
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