第9回21世紀出生児縦断調査:母の就業状況の変化は?
21世紀出生児縦断調査は、21世紀の最初の年に生まれた子どもを対象とした追跡調査です。家族の状況、子どもの生活状況、子育て意識について継続的に調査してきています。経年変化を見れるのが、興味深いかも。
前回の調査から1年が経過。第9回の調査結果が、厚生労働省のWebサイトに掲載されました。調査対象の子どもたちの年齢は、小学生(9歳)になったそうです。
やはり興味深かったのは、「母の就業状況」の変化に関する調査結果です。
グラフの出典: 第9回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)の概況 - 厚生労働省(2011年10月20日)
前々回(第7回)、有職率は55.8%であり、出産1年前の54.5%とほぼ同じ割合に戻りました。そして、今回(第9回)の有職率は63.8%。子どもの成長に伴い、有職率も高くなっています。内訳をみると、常勤の割合は、出産1年前の半分のまま、ずっと横ばい。パート・アルバイトの割合が、年々高くなっています。
上のグラフから、出産を機に常勤の仕事をやめてしまうと、出産後に常勤の仕事に戻るのは、なかなか難しい様子がうかがえました。常勤、ずっと、増えないのですね。。。
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