平成22年版「働く女性の実情」、M字カーブの底が0.7ポイント上昇
「平成22年版 働く女性の実情」が、5月20日に厚生労働省から公表されました。「平成22年版 働く女性の実情」によれば、M字型の底の値は0.7ポイント上昇し、過去最高の66.2%となったそうです。「M字カーブ」の底は、上昇傾向を維持しているようです。
「平成22年版 働く女性の実情」
厚生労働省
【追記】「平成23年度版 働く女性の実情」(平成24年7月発表)に関する記事はこちら →
◆M字カーブとは?
女性の年齢階級別労働力率は、25~29歳と45~49歳が左右のピークとなり、子育てをしている人が多い30歳代の部分が、以下のグラフのようにちょっと低くなります。これが「M字カーブ」と呼ばれるもの。出産や育児のために仕事をしていない/仕事をできない女性が増えるため、このようなグラフになるようです。
◆傾向
最近の10年では、
未婚女性よりも配偶者のいる女性の方が、
子どもがいない世帯よりも子どものいる世帯の方が、
就業率が上昇しているのだそうです。
正社員が増えておらず、パート・アルバイトが増加している傾向は、以下のグラフからわかります。子どもが小さいうちは、子どもと過ごす時間を多くとりたいと考える保護者は多いと思います。これを実現する方法が、正社員で短時間勤務することよりも、パート・アルバイトの方が多いということかな。
私が、興味深いなぁと思ったのは、女性労働者が仕事を続けるのに必要なコトに関する調査結果です。「子育てしながらでも働き続けられる制度や職場環境」の割合が高いだけでなく、「やりがいが感じられる仕事の内容」も高くなっています。この傾向、分かる気がします。やりがい。大事ですもの。
※グラフの出典: 「平成22年版 働く女性の実情」
新成長戦略(平成22年6月閣議決定)の中で、「25歳から44歳までの女性の就業率を2020年までに73%とする」という目標が掲げられているそうです。一方で、25歳から44歳までの女性の就業率は、平成2年から22年までの20年間で、60.5%から66.5%へと上昇したとのこと。上昇傾向は続いているそうです。
働きたい人が希望する条件で働けるようになっていくといいな。
「平成22年度版 働く女性の実情」の調査結果の詳細は、下記リンク先で確認してくださいね。
関連情報へのリンク
- 「平成22年版 働く女性の実情」
- 厚生労働省 - 新成長戦略~「元気な日本」復活のシナリオ~
- 首相官邸ホームページ
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