ジェンダー・ギャップ指数(男女平等指数)2010発表、日本は94位
「The Global Gender Gap Report 2010」が、世界経済フォーラム(World Economic Forum)のWebサイトに掲載されました。このレポートによれば、2010年の日本の評価スコアは、0.645から0.652にアップしているため改善がうかがえます。しかしながら、先進国の中では最低レベルなのだとか。134カ国中94位だったそうです。
Gender Gap Report
- World Economic Forum
【追記(2011年11月)】「The Global Gender Gap Report 2011」は、こちらの記事で紹介させていただいています。
2010年のレポートからは、国別レポートに経年変化を見れるページが追加されているようです。日本の経年変化は以下のとおり。少しずつではありますが、やはり伸びてきているようです。
出典: The Global Gender Gap Report 2010: Country Profiles and Highlights - Japan(PDFファイル)
レポートの中から、評価スコアのトップ5と日本を抜き出してみました。第1位はアイスランド。第2位はノルウェー。第3位がフィンランド。そして、僅差でスウェーデン。北欧強し。2位と3位が入れ替わっていますが、今年も北欧諸国が上位を占めているんですね。
情報源: The Global Gender Gap Peport 2010
順位 国名 評価スコア
(前年差)2010 2009 1 1 Iceland 0.8496 (+0.0220) 2 3 Norway 0.8404 (+0.0177) 3 2 Finland 0.8260 (+0.0008) 4 4 Sweden 0.8024 (-0.0115) 5 5 New Zealand 0.7808 (-0.0072) 94 101 Japan 0.6524 (+0.0077)
(PDFファイル)
前年差を見てみたのですが、上位3国は、昨年よりも評価スコアを伸ばしてきているようです。上位にランクインしてもまだ、差が少なくなりつつある様子。
ジェンダー・ギャップ指数は、社会進出や政治参加における性別格差に関するもの。この数値は、1 に近づくほど、男女平等であるといえるのだそうです。日本は0.6524。第1位のアイスランドは0.8496。最下位のイエメンは0.4603。日本はだいたい中間に位置しています。日本とイエメンの差よりも、日本とアイスランドの差の方が若干大きいようです。
「The Global Gender Gap Report」を読んでみて、今の日本の立ち位置を改めて知ることができたように感じました。 以前に比べたら、結構、性差がなくなってきているんじゃないかなと考えていたのですが、地球レベルで考えると、日本はまだまだなんですね。
普段の生活の中に残っている、「女性というだけでなぜ?」という、性差による固定的役割分担や偏見などが少なくなっていったら、いいんじゃないかと。
「男女平等」っていう言葉は、私は好きではないです。ひとそれぞれ事情はあるわけで、男性だからとか、女性だからとかでは区別できないと思うからです。
ところで、今年はレポートの公表が昨年よりも早かったなぁ。一昨年は11月、昨年は10月末だったような。
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» 男女平等指数2010年 [たんぽぽのなみだ~運営日誌]
すでに先週ですが、「ジェンダーギャップ指数」が ことしも発表されましたので、見ておきたいと思います。 「The Global Gender Gap Report 2010」 「ジェンダー・ギャップ指数(男女平等指数)2010発表、日本は94位」 日本のデータはこちらです。 「Country Profiles a…... [続きを読む]
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