いじめ認知件数は約7万3千件。減少しているってホント?
文部科学省のWebサイトに、いじめの認知件数に関する調査報告が掲載されました。この調査結果によれば、「小・中・高・特別支援学校における、いじめの認知件数は約7万3千件と、前年度(約8万5千件)より約1万2千件減少している」とのこと。減少しているのはいいことだと思うけれど、本当に減っているのかなぁ。。。
平成21年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果(暴力行為、いじめ、高等学校不登校等)について:文部科学省(2010年09月14日)
とか、思っていたら、文部科学省が、いじめの有無を聞くアンケートの実施を要請したらしいですね。
「いじめ減少」って本当?
文科省が全小中高調査を要請 - 教育
文部科学省は14日、すべての小中学校・高校・特別支援学校で児童生徒にいじめの有無を聞くアンケートを実施するよう、各都道府県教育委員会に要請する初の通知を出した。同日発表した「問題行動調査」では、学校が把握した2009年度のいじめ件数は7万2778件。「3年連続減少、3年で4割の大幅減」との結果が出た。文科省は把握が不十分なおそれがあり、掘り起こしが必要と判断した。
引用元: asahi.com(2010年09月15日)
文部科学省の調査結果によれば、アンケート調査や個別面談を実施している学校の方が、いじめの認知率が15%くらい高いようですね。うちの子どもも、学校から、いじめに関するアンケート結果をもらってきたことがあります。
自分の子どもたちが、いじめられるのも、心配。
いじめる方になるのも、心配。。。
解決を本に頼るわけではないですが、今まで読んだ本の中で、よかったのは「10代からの子育てハッピーアドバイス」です。いじめについて、多くのページが費やされています。60ページくらいはあるでしょうか。目次は以下のとおり。保護者にとって、貴重でありがたい本だと思っています。
9 "いじめ"は、犯人を特定して、
厳罰に処するだけでは解決しない10 "いじめ"という暴力は、
相手を傷つけるだけではなく、
その人が他の人に相談しよう
とする力まで奪ってしまう11 いじめられている人は、
決して弱くなんかない12 「いじめられている」「自殺したい」……。
親には言えない心の叫びを、
子どもの変化から、
早めに読み取ることが大切13 いじめの相談を受けたときに、
絶対に言ってはならない言葉14 若い命が、これ以上、犠牲になることを、
防がなければなりません15 いじめは、学校が、真剣に取り組むべき
最も重要な問題の一つです引用元: 10代からの子育てハッピーアドバイス
明橋大二著(1万年堂出版)
また、読み返してみようかなぁ。
関連情報へのリンク
- いじめ相談の窓口:文部科学省
子どもも大人も、相談できる窓口があります。 - チャイルドライン
18歳までの子どもを対象としています。

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