シャガール展に行ってきました
シャガール展に行ってきました。音声ガイドのおかげで、不思議な絵だな、という感想だけで、終わることなく、シャガールの独創的な作品を楽しむことができました。
「シャガール
-ロシア・アヴァンギャルドとの出会い」展
オフィシャルHP http://marc-chagall.jp/
会場は、東京藝術大学大学美術館。門を入ると、正面に大きな看板がありました。シャガールの「ロシアとロバとその他のものに」という作品なんだとか。この看板をバックに写真を撮る人が、絶えませんでした。しばらく、外で、この看板を鑑賞した後、チケット売り場へ。
◆スペシャルプログラムを選択
音声ガイド(500円)を借りることにしました。料金は同じなのですが、「一般プログラム(約30分)」と「DAIGOスペシャルプログラム(約35分)」の二つがあるとのこと。スタッフのお姉さんの説明によれば、「DAIGOスペシャルプログラム」の方は、一般プログラムに加えて、DAIGOさんが、用語を分かりやすく説明しているのだとか。素人にはありがたいなと考え、「DAIGOスペシャルプログラム」の方を選びました。
「フォーブ」は“野獣”という意味。「ネオ」は“新しい”、「プリミティブ」は“素朴な”という意味。というように、普通のナレーションの合間に、DAIGOさんのコメント、DAIGO's checkが入っていました。DAIGO's surprise、DAIGO's favoriteっていうものありました。DAIGOさんの率直なコメントの方が、アナウンサーのナレーションよりも、自分の気持ちに近くって、記憶に残った気がしています。アクセントになっていて、よかったかも。
◆割引券
今回は、アスパラクラブ会員専用割引券を使いました。この割引券は、一般:当日1,500円が1,400円に、高校・大学生:当日1,000円→900円に、割引きになります。アスパラ会員向け。
◆感想
シャガールの幻想的で鮮やかな作品たちは、独創的で好きだけれど、何が描かれているのか、なぜ描かれているのか、まったく理解できていませんでした。ですので、鑑賞を楽しめたのは、音声ガイドがあったからかも。
例えば、大きな看板に使われていた「ロシアとロバとその他のものに」という作品には、頭が胴体から離れた人が描かれています。音声ガイドによれば、シャガールの故郷ロシアでは、夢想にふけることを「頭が飛び立っている」と表現するので、それに基づいて描かれているとのこと。なるほど。
展示室の色づかいもよかったなぁ。展示室の壁の前に、重ね合わせるように、もう一枚、壁が設けられている部分がありました。その壁の色は、黄色だったり、緑色だったり。そして、展示室の中央には、赤色のソファーが置かれていて。その彩りも、シャガール展と調和しているようでした。
私がシャガール展に行ったのは、連休の中日。それもあってか、子ども連れが多かったように思います。小学生以下の子どもは結構見かけましたが、中学生・高校生くらいの年齢の子は、少なかったかも。親に連れられて来た、という子どもが多かったんじゃないかと思います。ベビーカーで展示会場を回っていた方もいらっしゃいました。
鑑賞に行く際には、上着を何か、持って行った方がいいかもしれません。私のシャガール展滞在時間は1時間半くらいでしたが、後半はかなり冷えて、途中、3階の「日曜日」の展示付近で、カーディガンをはおりました。会場内の案内によれば、展示温度の基準があるのだそうで、それに従っているため、ということなのだそうです。なるほど、納得。
◆上野の森を散策
シャガール展を後にして、上野駅方向に向かいます。
心地よい風の中を、駅まで散歩。
空のキャンバスには、独創的なタッチで描かれた雲が広がっていました。
◇ ◇ ◇
駅に向かう途中、「似顔絵のモデルになっていただけませんか」って、美術サークルのお姉さんに、声をかけられました。む、む、無理です、私。。。恥ずかしいですもの。。。というわけでお断りしてしまいました。お姉さん、ゴメンナサイ。
電車に乗ってからもずっとずっとドキドキしていたのですが、そのドキドキが落ち着くころには、写真でなくて、絵で残すのもいいかな、って、別の価値観を持てたように感じています。
芸術の秋。時間をつくって、あちこち出かけてみたいと思います。
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東京芸術大学大学美術館 2010年7月3日(土)−10月11日(月・祝)
展覧会の公式サイトはこちら
今通っている美容室で私を担当して下さっている方は、美術がお好き。先日、まだ残暑が厳しかった日にお世話になったとき、暑いですねぇ、という挨拶もそこそこに「予約リストにYCさんの名前があると、朝からヨシッて思うんですよ〜」とおっしゃって下さった(嬉)。そしてお互いが最近観た展覧会の報告をしながら髪がパラパラ切られる中、話はシャガール展の話題へ。はい、私も行きました。多分1カ月以上前に。。。
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「シャガールはもう沢山!」という向きも多いだろう。しかし「シャガールは何度見ても良い!」というファンも少なくないと思う。わたしはその中間。今回はちょっと迷ったが、長ったらしい上記の副題の意味を知るために出かけてみた。ちなみに主題は「ポンピドー・センター所蔵作品展」。↓は入口の立看板。これは1952-54の《日曜日》。故郷の回想、結婚の歓び、当時の巴里などが万華鏡の内部のように描かれている。 ご存知のようにこの美術館は地下と3階に分かれたへんな建物。無駄なことだが、そのためエレベーターの前に案内人が... [続きを読む]
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