「家庭のルール」の認識、親と子でギャップあり
「青少年のインターネット利用実態調査」の結果が、内閣府のWebサイトに掲載されています。この調査は、10歳から17歳の青少年2,000人と、その保護者2,000人に対して行われたもの。特に、親子間のギャップに関する調査結果が興味深かったので、紹介させていただきます。
◆「家庭のルール」の認識(親子間の比較)
以下のグラフは、インターネット利用について、家庭でルールを設けているかを、青少年と保護者の両方に対して調べたもの。保護者が決めたと思っているルールであっても、子どもはそうは思っていない場合があることが、グラフの長さの違いからうかがえます。これは心に留めておく必要があるかも。
グラフの出典: 青少年のインターネット利用環境実態調査 - 内閣府(2010年04月07日)(PDFファイル)
決めたルールを、継続して守っていく姿勢が、問われているのかもしれないですね。決めたルールは、紙に書いて、貼り出しておくといいのではないかと、私は思います。
◆保護者がしなければならないこと
「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律(青少年インターネット環境整備法)」か施行されたのは、2009年4月。1年が経ちました。
保護者がしなければならないことは、以下のとおりです。PCサイトからでも、ケータイサイトからでも、時折見るようにして、忘れないようにしたいものです。
○ 子どもがインターネット上の有害情報の悪影響を受けないように、フィルタリングソフトやサービスなどの活用を検討しましょう。
○ 18歳未満の子どものために携帯電話やPHS端末を購入、使用させる場合は、保護者はその旨を事業者に申し出ることが必要です。
○ インターネットの利用に関する判断基準は子どもの成長にともなって変わっていくため、保護者はインターネット上には有害情報が氾濫していることを認識した上で、子どものインターネットの利用のルールを決めて、しっかり見守ることが大切です。
引用元: 青少年インターネット環境整備法等について - 内閣府
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関連情報へのリンク
- 青少年の安心なインターネット利用環境整備に向けた施策の推進ホームページ
- 内閣府 - 財団法人インターネット協会
- 文部科学省
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