マタニティマーク入りグッズを配布しない、とってもハートフルな理由は?
厚生労働省のWebサイトに「マタニティマークに関する取組の状況調査結果」が掲載されました。この調査結果の中で、私が最も注目したのは、マタニティマーク入りグッズを配布していない理由。調査結果を見ていくと、財政難、ニーズがない、などの理由のとなりに、とってもハートフルな理由を見つけました。
その理由は、「グッズなしでも妊産婦にやさしい環境である」というもの。これって、とってもイイではないですか。
「グッズなしでも妊産婦にやさしい環境である」と回答した市区町村の数は、全国で16。内訳は、以下のとおり。
北海道:3、東京都:1、静岡県:1、
島根県:1、愛媛県:1、熊本県:6、
鹿児島県:1、沖縄県:2
16箇所は、市区町村全体の0.9%に該当するのだとか。妊産婦さんにとってだけではなく、やさしい社会が実現されるにつれ、この割合がだんだん高くなっていくといいなって思いました。
関連情報へのリンク
- 厚生労働省:マタニティマークに関する取組の状況調査の結果について(2010年01月08日)
2009年8月末時点の調査結果とのこと。そういえば、この調査結果、昨年度は10月末に公開されていたはず。。。 - マタニティマークへ意見様々 - ココログニュース(2010年01月27日)
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コメント
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妊産婦さんに優しい環境がある地域では、理由に挙げる必要がないのではと思います。
僕自身、東京から北陸へ引っ越してきてから子供ができ、両地域で妊産婦の妻を持つ経験をしましたが、温かさには雲泥の違いがありました。
また、逆に妊産婦さんを助ける側の視点からすると、妊婦さんかもと思っても、もしかすると違っていたら激しく失礼なのでは、と考えることも多々あります。
妊産婦さんを労わる環境がもっと成熟していき、妊産婦さんが自身が妊産婦であることを告げただけで周りが気遣いできるような知識を誰もが持ち合わせている、そんな状況へ向かうことが何よりだと考えます。
投稿: | 2010年1月25日 08時04分
思いやりがあっても、まずは妊婦さんである事に気付かなければ意味がありません。
お腹が目立っていかにも妊婦さんである場合は、どこの地方だってたいてい親切にしてもらえます。助けも求めやすいです。
でも、実は不安定なのは妊娠初期。流産しやすく、つわりもひどい。でもお腹は目立たないのです。優先席に座っていると妊婦と気付かれず白い目で見られたり。
マタニティーマークはそんな初期の妊婦にこそ必要なんです。
思いやりだけではちょっと足りないかな。
投稿: 出産経験者 | 2010年1月25日 09時11分
ハートフル?北海道出身です。
私は妊娠中、車で定期検診に通っていましたが
予定日が近くなったので、バスで通う事になり
ましたが、健常者から席を譲られたことはありません
見るに見かねた年配の男性に譲られましたが、気の毒なのでお断りしました。
たかが数回のバス通でしたので、通常はどうなのかは
分かりません。
投稿: | 2010年1月25日 09時52分
みなさま、コメントありがとうございました。
マタニティマークが、非常口マークや、リサイクルマークや、郵便局のマークのように、身近に感じられるようになったらいいのかも。小学校や中学校の体育の教科書に載るようになったら、認知度が上がるといいんじゃないかと思いました。
私は2回、妊婦だったことがありますが、つわりが出産日まで続いたこと以外は正常な経過だったこともあり、席を譲ってほしいとは思いませんでした。「どうせ譲ってもらえないから」というような理由ではなく、「譲ってもらえなかった」という嫌な気持ちになりたくなかったから、というのが理由の一つ。私はあまり妊婦らしい体型ではなかったから。
妊婦さんを労わることが、特別でなく、普通になったらいいな。
外で見かけた妊婦さんへの気遣いもお願いしたいですが、それよりも、もし奥様が妊婦さんだったら、まずは奥様への気遣いを。マタニティマークなしでも、妊婦さんと分かっているわけでし。
うちの場合は、どういうわけか、私が妊婦になった途端、冷たくなりました。。。何をしていいのか分からなかったから、何もしなかったんだと、旦那様はあの頃を振り返って話してくれたことがあります。そういうこともあるのでしょうが、あのショック、あの不信感は、相当なものでした。。。家事を手伝ってくれるとか、話をきいてくれるだけでも、ホッとできると思うんだけど。
まずは、身近な妊婦さんへの気遣いを!
投稿: windy | 2010年2月 6日 14時31分