子育て応援特別手当、支給停止に
子育て応援手当:支給停止
背景に子ども手当の財源不足
長妻昭厚生労働相は14日、09年度補正予算に盛り込んだ総額1254億円の「子育て応援特別手当」の支給を停止し、事務費などを除く約1100億円を補正削減分として上積みする方針を仙谷由人行政刷新担当相に伝えた。12月の支給開始に向け、準備を進めていた自治体の反発を覚悟の上で支給停止に踏み切ったのは、補正の削減が思うほど進まず、マニフェスト(政権公約)の目玉、子ども手当の財源探しに四苦八苦しているためだ。
引用元: 毎日jp(2009年10月14日)
◆子育て応援特別手当は不公平
子育て応援特別手当は、不公平だと感じる方が多かったと思います。なぜ幼児教育期の子どもを持つ家庭だけに支給されるのかって、誰もが思ったのではないかと思います。
このブログの1月の記事「子育て応援特別手当、もらえる?もらえない?」には、本当にたくさんのコメントを頂きました。ありがとうございました。そのコメントからも、保護者の不満を感じました。
我が家には、子育て応援特別手当の支給対象の子どもがいます。でも、どうしても不公平感がぬぐえなくて、もらっていいのかなぁ、と、後ろめたい気持ちになっていました。頂けるものは、ありがたくいただこう、と、自分を納得させてきていたのも事実。
私も疑問を持っていたひとりでした。
だから、内閣府に質問していたわけで。
◇ ◇ ◇
支給停止の情報を知り、まっさきに感じたのは、「子育て応援特別手当」を頂けなくなるガッカリ感よりも、どことなく後ろめたい気持ちのするお金を頂かなくてよくなった、という安心感でした。もちろん、頂けた方が、経済的にはうれしかったのですけどね(^^;
次に思い浮かんだのは、手当支給に向けて準備してきた方々のこと。12月の申請書発送に向けて、私が住んでいる市でも、この記事のはじめの写真のように、準備が進んできていたから。お仕事とはいえ、チカラ、抜けていらっしゃるのではないかと、勝手に推測。
さらに思ったのは、「子育て応援特別手当」の支給をやめたとしても、「子ども手当」支給に十分な財源には不足するのでは、ということ。
◆「支給する」から「支給を停止する」に
長妻厚生労働相が、先日、
「既に(申請受付が)始まる直前で事務も整っている。寸前に急に切り替えることはよく考えないといけない」
引用元: 47NEWS(2009年09月25日)
との発言で、子育て応援特別手当の支給に、前向きな意向を示していらしたのは、記憶に新しいところ。それが、昨日、
「我々としては『子ども手当』を恒久的に来年度以降やることになっている。苦渋の決断をしなければならない」
引用元: 毎日jp(2009年10月14日)
との発言になりました。今年度限りの実施というのも、子育て応援特別手当の不思議な点の一つでした。ですので、恒久的に実施される「子ども手当」も考慮しての変更は、よい変更だと思います。
先日、保育園の運動会にいらした民主党議員の方が、子どもたちと保護者の前で「子ども手当を支給します!」と宣言されていました(^^; ですから、子ども手当の支給は大丈夫でしょう。
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