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2009年9月 3日

「家族との時間多く持ちたい」 日本板硝子 チェンバース社長、退任

先週報じられた、日本板硝子 チェンバース社長退任のニュースは、ちょっとショッキングな内容でした。プレスリリースによれば、退任理由は「家庭の事情」とのこと。

◇家族に時間充てたい…チェンバース氏
 「家族により多くの時間を充てる時期が来たと判断した」。日本板硝子のスチュアート・チェンバース社長は26日の会見で、辞任に至った経緯を説明した。「家族のため」を理由に退任するというグローバル企業トップの決断は日本のビジネス社会に一石を投じそうだ。…略…
チェンバース氏は…略…「家族との時間がほとんど持てなかった」と説明。「日本の古典的サラリーマンは会社第一で、家族は二の次だが、私にはそれはできなかった」と語った。
引用元: 日本板硝子:藤本会長が社長に復帰 - 毎日jp(毎日新聞)(2009年08月26日)

「会社第一で、家族は二の次。」
痛いですね。この言葉。

このニュースを知ったときから、どうしたらいいのかずっと考えています。家族第一にしたくても、意志に反して、家族は二の次にせざるをえない人もいるのでは。子どもに時間をかけたいのにそれができず、家庭の事情のために働くしかなかった辛い時期が、私にもありました。そのときのことを、真っ先に思い出しました。

「家族・プライベート第一で、会社は二の次。」ということに決めて、職場全体で、3カ月くらい、徹底して試してみれるといいのかも。試してみることができたら、良さも悪さも実感できるんじゃないかと思うから。でも、そんなことしたら、業務によっては、支障がでちゃいますよね。そうならないようにするためには、ワークシェアリングを実現できるようにするとか?!
たとえばこんなふうに、チェンバース社長の退任のニュースを聞いて、考え始める人が多いといいな。

     ◇     ◇     ◇

「ワークライフバランスは、グローバル化の流れの中で実現してきた。グローバルな仕事をするのであれば、グローバル・スタンダードに合わせる必要がある」という話を、以前、聴講したパネルディスカッションの中で、お聞きしたことがあります。

「会社第一で、家族は二の次。」が、グローバル・スタンダードではないことは、確かですね。

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コメント

欧米でもトップ企業の経営陣は結構会社第一主義の人が多いと聞いたことがありましたが、そうでもないのですね。

トップが家族第一の姿勢を見せれば、自然と会社全体がそうなるんじゃないかなぁ。

★ぶぅさん
> トップが家族第一の姿勢を見せれば、
> 自然と会社全体がそうなるんじゃないかなぁ。

同感。以下の記事、成功事例が触れられています。ご参考まで。
【37】富士通ワイエフシー:NBonline(日経ビジネス オンライン)
コメント、ありがとうございました。

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