これからの少子化対策・・・10の提言
先週、内閣府の「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」から、「これからの少子化対策・・・10の提言」と「“みんなの少子化対策”のためのメッセージ」が公表されました。
“みんなの”少子化対策 ~子どもへの投資が未来を支える子育てセーフティーネットの強化を!~ - 内閣府(2009年06月23日)
◆これからの少子化対策・・・10の提言
10個の提言は、以下のとおりです。
- 少子化対策の第一歩は“恋愛・結婚”から
- 若者が安心して家族をもてるようにする
- 妊娠や家族形成に関する認識を深める
- 厳しい経済情勢の今だからこそ働き方を変える
- 幼児教育と保育の総合的な検討を
- 子どもの貧困と格差の連鎖を防止する
- 家計の過重な教育費負担の軽減を
- 社会全体で子育てを支える
- 子どもが病気になったときにも安心を
- 消費税1%分を〈子どもたち〉のために
引用元: 内閣府 - “みんなの”少子化対策から抜粋
少子化対策の財源確保に、やはり消費税を考えているようですね。
「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」は、小渕大臣のビジョンを踏まえ、「思い切った少子化対策」を議論するプロジェクトです。今年1月に発足しました。今回、その成果が「“みんなの”少子化対策 ~子どもへの投資が未来を支える 子育てセーフティーネットの強化を!~」(PDFファイル)にまとめられています。概要だけ知りたいという方はこちら(PDFファイル)をどうぞ。
◆“みんなの少子化対策”のためのメッセージ
今回公表された、国民に向けたメッセージ「“みんなの少子化対策”のためのメッセージ」の一つめは以下のとおり。
1.結婚をすること、そして子どもを持つことには、苦しいことも、楽しいこともありますが、私たちを成長させる貴重な経験だと考えましょう。
これは私が日頃、子育てについて「真」だと思っていること。今回公表された資料の中で、この部分が一番気に入りました。
◆「10の提言」を読んで
どのように行動するかは、個人の意思で決まる。そこに今回の提言がどのように働きかけ、どのような行動を導いていくのか。そこに注目したいな。
「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」の提言は、未来のことを言っている。今、助けてほしい人には、やっぱり、助けてもらえる気がしない。と、やっぱり思ってしまうのだけれど、嘆くのではなく、プラスの方向に持っていきたい。
過去に子育てしてきた人たちのことに思いをはせると、大きな流れの中に自分もいることがわかる。社会はそんなにすぐに変わらないし、変化には時間がかかることも理解できる。将来、子育てする人たちが今よりもずっと楽になるように、今子育てしている人たちは行動すべきなんだろうな。もちろん、できる範囲で。そのための具体的な行動は何かといえば、特別なことではない気がする。当たり前のことをボーっとせずにちゃんとやること。仕事に限らず、子育てに限らず、成果を導くには、地道だけれどコレな気がする。
このブログの関連記事
- 小渕大臣の「子育て創生&安心プラン」(2009年04月24日)
関連情報へのリンク
- 内閣府 - ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム
- Fathering Japan 活動日記 - ゼロから考えた、みんなの少子化対策
プロジェクトメンバの一人である、NPO法人 ファザーリング・ジャパン代表・安藤哲也さんのブログの記事へのリンクです。
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はじめまして。通りすがりの二児の母です!
この提言、政府が行ったものなんですよね?
・・・いやいや、なかなか斬新で面白いな!
悪くないんじゃない?と
実は思いました。
確かに、「今困ってる人をすぐに救済できるか」は疑問ですが・・・。
1番の
「少子化対策の第一歩は“恋愛・結婚”から」
に、お~政府らしからぬ、
いいところに気がついた
と思ったんです^^
まずは、「この人となら・・・」という人と恋愛できないと、ダメですものね。
そこから出来ない友人が、
私の周りには結構、います。
(本当にいい子達なのに・・
若い頃に出会いに恵まれなかったんですよね)
おっしゃられてる通り、
すごーく地道で地味なことだけど、
大事なことばかり・・・!
今回こそ、世の中に浸透して
少しでも少子化防止になるといいな・・・
と思いました^^
投稿: ハッピークローバー | 2009年6月28日 08時21分
★ハッピークローバーさん
コメント、ありがとうございました!
> 1番の
> 「少子化対策の第一歩は“恋愛・結婚”から」
> に、お~政府らしからぬ、
> いいところに気がついた
> と思ったんです^^
同感です。「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」の最初の検討テーマは「恋愛・結婚」だったのですよね。それを知ったとき、「なるほど、そこから始めるんだ。それっていいんじゃない?!」と感じたことを、頂いたコメントを読んで思い出しました。結婚するつもりが全くなかった私が言うのも何なんですが。。。
今回の提言は、少子化対策として何をすべきか、その柱がまとめられていると思います。先輩達の頑張りに感謝しつつ、後輩たちがよりよい環境で過ごせるように、自分が関与できる範囲で地道に努めていきたいなと思います。
投稿: windy | 2009年6月29日 06時21分
少子化の理由の一つは経済的なところでしょうね。
>消費税1%分を〈子どもたち〉のために
これには大賛成です^^
あとはプライベートに制限がかかること?かな
> 「少子化対策の第一歩は“恋愛・結婚”から」
これでしょうね
実はこれが一番の難点なんでしょうけど。
投稿: テラエビ | 2009年6月30日 23時36分
★テラエビさん
コメント、ありがとうございました!
> >消費税1%分を〈子どもたち〉のために
> これには大賛成です^^
同感です。安定した財源になるでしょうし、社会全体が支えている感があっていいなと思っています。
> 「少子化対策の第一歩は“恋愛・結婚”から」
> これでしょうね
> 実はこれが一番の難点なんでしょうけど。
そうかもしれないですね。結婚して子供を持ったらいいことあるという、プラスイメージの情報が少ない気もします。測定したわけではないのですが、マイナスイメージの情報の方が多く流通しているように感じます。だからというわけではないけれど、私は一生結婚するつもりがなかったのですよね。
投稿: windy | 2009年7月 5日 00時30分