日本脳炎の新ワクチン発売、接種再開
新しい日本脳炎ワクチンである「細胞培養日本脳炎ワクチン」が6月2日に発売され、定期接種で使われるワクチンになりました。新ワクチンは、平成21年度は、第Ⅰ期の予防接種だけに使えるのだとか。
【追記】2010年4月時点の最新情報は、以下の記事で紹介させていただいています。
→「日本脳炎ワクチン接種、積極的な勧奨が再開!」
日本脳炎:予防接種、新ワクチンで再開
勧奨中止は継続
副作用の恐れから事実上中断していた日本脳炎の新ワクチンによる予防接種が2日、始まった。流行期の夏を前に4年ぶりに再開した。当初は30万人分製造され、生後6カ月から7歳半までの未接種者のうち希望者を対象にする。
引用元: 毎日jp(2009年06月05日)
第Ⅰ期と第Ⅱ期は、以下のとおり。
- 第Ⅰ期
生後6ヶ月以上90ヶ月未満の者- 初回接種2回
- 約1年後追加接種1回
- 第Ⅱ期
9歳以上13歳未満の者
新ワクチンは、現時点では、第Ⅱ期の定期接種ワクチンとしては使えないのだそうです。「今後、有効性、安全性の知見を集積する必要があることから」という理由なのだとか。新ワクチンの供給量こと、副作用がまだよくわかっていないこと、第Ⅰ期をまだ一度も接種していない子どもがいることなどを、考慮したためのようです。
また、第Ⅰ期の初回接種を従来のワクチンで受けている場合、第Ⅰ期の追加接種は、従来のワクチンで受けるように、とのこと。
勧奨接種差し控えの間に、予防接種の対象年齢を過ぎてしまった子どもについては、来年度以降、経過措置がとられるようです。
なんか難しいですね(^^;
詳しくは、国立感染症研究所 感染症情報センターの日本脳炎ワクチン接種にかかるQ&A(PDFファイル)に書かれていますので、ご覧くださいね。
調べてみたら、かかりつけの小児科では、日本脳炎の新しいワクチンの接種を、6月8日から開始したとのこと。娘は日本脳炎の予防接種を、まだ一度も受けていません。お医者様に相談して、予防接種を受けるようにしたいと思います。
関連情報へのリンク
- 感染症情報センター
日本脳炎ワクチン接種にかかるQ&A 第2版
(平成21年5月末改訂版)(PDFファイル)
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