ケータイは「禁止」ではなくて「教育」を
4月3日に開催された、安心ネットづくり促進協議会の設立記念シンポジウムに参加しました。
シンポジウムは第1部と第2部に分かれていて、前半の第1部は「ケータイってホントに必要?」というテーマでのパネルディスカッション。パネリストとして中高校生が参加するということ。また、募集ページに「親子参加大歓迎!!」と書かれていたので、息子も興味を持って聴けるんじゃないかと考え、春休み中の息子を誘い、二人で聴きに出かけました。
◆パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子は、INTERNET Watchの以下の記事に詳しく書かれていますので、そちらをご覧くださいね。
- 「ケータイは危ない」という前に……教員や学生らが議論 - INTERNET Watch(2009年04月06日)
また、安心ネットづくり促進協議会のWebサイトにも、後日、様子がアップされるようですので、そちらをお待ちくださいね。
◆パネルディスカッションの感想
パネルディスカッションの内容は、“ケータイは「禁止」ではなくて「教育」を”というメッセージが、最初から最後まで、折り込まれていたように感じました。「新しいメディアが登場する時は、いつも得体のしれない不安があったけれど、それを捨てるわけではなく成熟させてきた。映画がそうだったように。テレビがそうだったように。」というフレーズが、2,3回だったかな、使われていました。
パネルディスカッションの中で最も興味深かったのは、一般社団法人インターネットユーザー協会の代表理事の小寺さんのお話でした。小寺さんは、この日は保護者代表としてパネラーを務められていたのですが、「私はこうして携帯教育に失敗してきました」というタイトルで、ご自身の失敗談を紹介してくださいました。貴重なお話でした。
小寺さんによれば、「携帯教育で一番難しいのは、携帯電話を持ち始めと同時に反抗期を迎える中学1~2年生時代ではないか」とのこと。そして、「反抗期が終わり、親と話ができるようになると、ケータイの使い方がこなれてきたように思う」とのことでした。
先月末、出席した、中学校の保護者会でも、ケータイの話題が取り上げられていました。何か問題が起こったとき、原因を突き詰めていくと、その背景には、ケータイとかインターネットのトラブルがあるのが実情なのだそうです。その話と、小寺さんの話がかぶって、「携帯教育で難しいのは反抗期」という部分に、とっても納得してしまいました。
気になったのは、シンポジウム参加者の年齢層が高かったこと。第2部が瀬戸内寂聴さんの講演会だったので無理もないとは思いますが、主催者側が意図していた参加者層とあっていたのかなぁ。親子で参加していたのは、数えられるくらいだったかも。
[写真:シンポジウムのプログラムと配布物]
第2部の講演会の感想は、別の記事で紹介させていただきますね。
関連情報へのリンク
- 安心ネットづくり促進協議会
- 内閣府 - インターネット青少年有害情報対策ページ
- 総務省 - フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)をご存知ですか?
- 財団法人インターネット協会 - フィルタリングを知っていますか
- 文部科学省
このブログの関連記事
- 増上寺のサクラ(2009年04月04日)
シンポジウムの後、会場近くの増上寺に行ってみました。 - “ネット”と上手く付き合うために(2008年09月16日)
« 「今どきのママ友・パパ友白書」 | トップページ | 瀬戸内寂聴さん講演会「ケータイの世界に入って見えたこと」 »
コメント