「少子化社会白書」案、まとまる
報道によれば、平成21年版の「少子化社会白書」の案がまとまったそうです。来週、閣議決定されるのだとか。平成21年版では、若者支援が強調されているようでした。結婚したい人が結婚できるような、希望する人数の子どもを持てるような、雇用安定化策が急務とのこと。
政府は、少子化の原因として、結婚の年齢が高くなる「晩婚化」などをあげる一方、結婚していない人の多くは結婚を希望しているとしており、実態と希望のかい離を解消することが、少子化の流れを変えるポイントになるという、ことしの「少子化社会白書」の案をまとめました。
引用元: NHKニュース - 少子化社会白書の案まとまる(2009年04月10日)
そういえば、小渕優子大臣(少子化対策担当大臣・男女共同参画担当大臣)が設置した「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」の会合の、第1回テーマは「恋愛・結婚」、第2回テーマは「若者の雇用と自立支援」でした。白書で強調されているポイントが、プロジェクトチームで議論されていたわけですね。
「少子化社会白書」は、内閣府のWebサイトに掲載されています。この記事を書いている時点で掲載されているのは、平成20年度の少子化社会白書。平成21年度版の少子化社会白書が掲載されるのは、去年までの様子をみると、もうちょっと先になるのではないかと思います。
若者支援。先輩たちの時代よりも、今、子育てしている私たちの時代がよくなっているように、後輩たちの時代には、今の私たちが感じているもどかしさや辛さや不公平さなんかが減っているといいな。そのためには、早い時期から支援や教育が必要だと、ここ数年、ずっと考えていました。
とはいえ、それは今子育てしている私たちの世代が、少子化社会対策の中心から外れつつあることの象徴にも思えました。
少子高齢化に伴う課題が叫ばれるようになってから、何年も経ちました。その間、子どもたちは成長したし、保護者としての悩みの中身も変わりました。いろんな制度やサービスが登場して徐々によくなってきているとは思うのだけれど、その効果は、今助けてほしい人ではなく、後輩たちに表れるんだなぁと感じることが多い今日この頃です。
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