「父の休日の過ごし方」が「子どもの行動」に影響あり?!
厚生労働省が3月18日に公開した「21世紀出生児縦断調査(特別報告)」の結果によれば、父親の休日の過ごし方は、子どもの行動に影響を与えているようです。
21世紀出生児縦断調査(特別報告)結果の概況
- 厚生労働省
「21世紀出生児縦断調査」は、21世紀最初の年に生まれた子どもを、追跡調査しています。家族の状況・子育ての意識・子どもの生活の状況の経年変化を調べた結果が公開されていますが、その中から、「父と子ども」に関する調査結果を紹介させていただきます。
第3回調査(2歳6か月)のときの「父の休日の過ごし方」別に、3年が経過したときの「子どもの行動」をみたところ、休日を
「家庭内で家族とは別に過ごす」
「家族とは別に外出する」
「もっはら寝てすごす」
と回答した父親の子どもよりも、
「家族と一緒に過ごす」
「仕事に行く、家で仕事をする」
と回答した父親の子どもの方が、
「落ち着いて話しを聞くこと」
「ひとつのことに集中すること」
「がまんすること」
「感情をうまく表すこと」
「集団で行動すること」
「約束を守ること」ができる
という結果が出たのだそうです。
「できる」と「できない」の差は数パーセントのようですが、どの「子どもの行動」でも、父親の休日の過ごし方によって、同じような差があることは興味深いなと思います。
「俺は子育てするために会社を休んでいるんじゃねぇ!」「寝て何が悪い!
」とお考えの方もいらっしゃるかとは思いますが。。。そういう人は、誰が何を言ってもココロに響かないだろうし、上で紹介した調査結果に顕著な差があったとしても、おそらく何も感じないのでしょうね。どうしたらいいのでしょうね。やっぱり父親になるまでの間がポイントなのではないかとは思うのですが。たとえどんなに父親が悪かったとしても、悪いと言われるのは母親の方。悲しい限りです。。。
以上、父親の姿勢が、子どもの行動に影響を与えているかもしれない、という調査結果の紹介でした。
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関連情報へのリンク
- 厚生労働省:21世紀出生児縦断調査(特別報告)結果の概況
- 厚生労働省:第6回21世紀出生児縦断調査結果の概況(2007年11月21日)
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