少子化対策に「声なき声」を
企業の子育て支援策を検討するならば、仕事を続けることができず、挫折して会社をやめてしまった女性の声も聞いてほしいなと思う。それにもかかわらず、私は今まで、少子化対策を検討するならば、妊娠・出産に挫折した女性の声をきいてほしいという視点は、明に持っていませんでした。同じように挫折した女性の声なのに。このことに気付かせてくれたのは、以下の記事でした。
もちろんそういう方向性も重要だ。しかし、同時に、妊娠・出産に挫折した女性の声にも耳を傾けてもらえれば、と思う。そうすれば少子化問題の別の側面もみえてくるのではないか。
冒頭に紹介した2人の友人は今、ともに母親になっている。挫折は、周囲の寛容さや思いやりや励ましで乗り越えることもできる。まず、そういった挫折を語ることのできる社会にすることも、少子化の処方箋(せん)の中にいれてもいいのではないだろうか。
引用元: 【土・日曜日に書く】政治部・福島香織 少子化対策に「声なき声」を - MSN産経ニュース(2009年01月04日)
これは、小渕大臣が立ち上げた「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム)」に対する意見。メンバには、「華々しい活躍をする現役子育て世代」が選ばれています。
挫折した人たちの「声なき声」。少子化対策に必要な気がしました。あまり語られることがない「声なき声」を聞くことも必要では?人に言えるような内容ではないからといって、置き去りにしてしまうには、悲しく切ない声だから。と、上で引用させていただいた記事を読んで思いました。
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