「親に怒られ、嫌がらせをしたかった。世間を騒がせたかった」
「親に怒られ、嫌がらせをしたかった。世間を騒がせたかった」と、バスジャックをした中学2年生の少年は言ったそうだ。このニュースを聞いて、同じ年頃の子どもを持つ母親として、とても怖いなと心底思った。自分の子どもがこういった事件を起こさないようにするために、私は親として何をしたらいいんだろう?
東名高速バスジャック14歳少年逮捕
愛知県豊田市の東名高速道路上り豊田インターチェンジ付近で16日、走行中の名古屋発東京行きのJR東海バスを、山口県宇部市の中学2年の少年(14)がバスジャックした。運転手(39)を刃物で脅したが、愛知県警の説得に“投降”。銃刀法違反と監禁の現行犯で逮捕された。
引用元: SANSPO.COM 社会(2008年07月17日)
一番初めに思い浮かんだのは、「傾聴」という言葉だった。私って出来ているようで、出来ていないのかもしれない。出来ていると感じているのは私だけで、ちっとも話を聞いてくれないと子どもは感じているかもしれない。「傾聴」って、基本動作だ。これ以外にも、私ができていないことがあるかもしれない。たぶん、たくさんあるんじゃないかと思う。
子どもの「引き金」を引いてしまう何かを、私がもしかしたら口にしてしまうのかもしれないし、やってしまうかもしれないって考えると、保護者をするのがとても怖くなった。こういったときに、精神的に頼れる旦那様だったらいいのに、と考えても始まらない。自分の手と腕と足を見ながら、他にもいろいろ考えた。
だからといって、何もしないわけにいかない。私は私にできることをしよう。当たり前のことを、きちんとやること。これかな、必要なのは。 時には、何もしないことも。自分を励ましながら。
さあ、今日も「笑顔」でいられるように、頑張ろう。「笑顔」。これも基本動作だ。
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» 東名高速でバスジャック [王様の耳はロバの耳]
東名高速でバスジャック、山口・宇部の中2男子を逮捕(読売新聞) - goo ニュース
昨日夕刻TVニュースをつけた。漁民一斉休漁で市場がどうなっているか知りたかった。
ところがニュースの冒頭は高速バスがバスジャックされて一騒動の報道だ。
高速バス、高速道、バスジャックと来ると途端に2000年の西鉄バスジャックの悲惨な事件を思い出した。
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しかし今日の事件は殺傷の被害は無く犯人は投降して取り押さえられたらしい。
所轄署となった岡崎警察署の前から若いキャスターが「三階で... [続きを読む]
» ≪愛知・バスジャック≫犯人は14歳。「親に怒られ嫌がらせ」 [局の独り言。]
【愛知バスジャック】逮捕の男は山口県の中2 「親に怒られ嫌がらせ」
7月16日18時16分配信 産経新聞
愛知県岡崎市の高速バスジャック事件で、逮捕された男は愛知県警の調べで、山口県宇部市内の市立中学2年の少年と判明した。動機について「親に怒られ嫌がらせでやった」... [続きを読む]
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本日昼間に突然入ってきた感のあるこの事件。また少年のバスジャック、ということで衝 [続きを読む]
こういうニュースが出るたびに、つくづく考えさせられます。自分は親としてやっていけるんだろうか、最近毎日叱りすぎではないか、でも甘やかしすぎるのもどうか・・・など考えることはいつも一緒。子育てに答えはないだけに、windyさんのおっしゃる基本動作を確実にしていくしかないんですよね。自分の子育てを日々反省しつつ、前に進むしかないな、と思っています。
投稿: izumi | 2008年7月18日 11時02分
TVで言っていたのは、親が「死ね」「お前なんていなくなれ」と子供に言って、子供がその腹いせでなにか困らせようとおもったことがきっかけだったと。。。ちょっと親も言いすぎだと、どなたかが言っていました。
そして、誰かがコメントしていましたが、「子供とはいえ、こういうことをしたら、たくさんの関係ない人たちが本当に困るという想像力を養わないといけない」と。
どちらも正論だとおもいました。
子供には、他者の気持ちがわかる思いやりを育てて欲しいし、それには想像力が必要だと思います。親は想像力や思いやりを育てる手助けをしなくてはいけないし、親だからと子供に何でも言っていいわけではないと、肝に銘じておかないといけないんだと、私も思いました。
投稿: ちゃい | 2008年7月18日 22時54分
★izumiさん
コメント、ありがとうございました!
今回の事件が起きて、不安な気持ちでいっぱいになってしまい、頼っちゃいけないなと思いつつ、実家に電話してしまいました。実家の母と話をして、実家の跡を取ってくれている弟と話をして、かなり楽になりました。根本的な解決は、話すだけでは無理だけれど。
izumiさんが書いてくださったコメントも、私だけじゃないんだと励まされたように思います。ありがとうございます☆
話せる場所があったり、共感してくれる親族や仲間がいてくれることって、強いなとココロから感じました。
投稿: windy | 2008年7月20日 11時31分
★ちゃいさん
コメント、ありがとうございました!
「親だからと子供に何でも言っていいわけではない」ということを理解できていない保護者に、理解してもらうことは至難なようです。親が育った環境に依存していて、親がされたように子どもに接してしまうのだとか。何か所かで読みました。その悪循環を断ち切る勇気を、親と親の親が持てるかによって、子どもへの接し方が変わるのだとか。こちらも、何か所かで読みました。
保護者と保護者の親の認識を変えることってやっぱり難しいことだと思います。ここ30年くらいかなぁ、その間におかしなコトになってきている歪みのようなものを、読んだり聞いたりしていると感じることがあります。効果がありそうなことを真剣に取り組む基盤づくりを、大人たちがする必要があるんじゃないかと。できれば社会全体で。
あちこちで読んだことや自分が感じたことから、そんなふうに感じています。
投稿: windy | 2008年7月20日 18時48分