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2008年7月24日

「にっけい子育て支援大賞」、気になる評価項目は?

にっけい子育て支援大賞」は、優れた子育て支援策を実施する企業、地方自治体、民間団体・住民グループに贈られる賞。今年で3回目を迎えます。現在、応募受付中。

「にっけい子育て支援大賞」を受賞するためには、何が評価されるのでしょうか?それを知りたかったので、応募フォームを見てみました。

「管理職に占める女性社員の比率」「子どものいる女性社員の比率」などの、良く見かける評価項目に混じり、以下のような項目も含まれていました。

  • この1年間で結婚・妊娠・出産(育児)を機に退職した女性社員
  • 出産したが育休を取らなかった女性の数
  • 配偶者が出産したが育休を取らなかった男性の数
  • 子どもが病気の際の看護休暇制度
  • 労働時間削減に向けた取り組み(ノー残業デイの導入など)
  • 男性が育児参加できるように力を入れている施策をご記入ください。

「結婚・妊娠・出産(育児)を機に退職した女性社員」が項目に含まれているのは、いいなと思います。働き続けることができなかった女性がどれだけいるのかを、知ることができるから。この人数を把握しないで、たとえば、育児をしながら勤務している女性社員が多いとか言われても、信じがたいですから。

ノー残業デイ(定時退社日)の導入については、昨日の日本経済新聞夕刊20面に、富山富士通の成功例が掲載されていました。富山富士通のように成果を挙げている会社は少ないのだそうです。ノー残業デイがあっても、帰りにくい・帰れない職場も結構あるということですね。

定時退社のような取り組みは全社一斉に強制力を持たせてやらないと定着しない。今では『残る方が嫌』という雰囲気が職場に生まれている。
引用元: 日本経済新聞 2008年07月23日夕刊20面

応募期間は、2008年09月28日まで。今年は、どの企業、地方自治体、民間団体・住民グループが受賞するのでしょうか。

関連情報へのリンク:

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  • にっけい子育て支援大賞(2008年01月23日)
    2007年(第2回)のにっけい子育て支援大賞の結果と、表彰式のときの様子を紹介しています。

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コメント

出産を機にやめてしまった人の数を評価項目にいれるのは、正しい判断のためには必要だと、私も思います。そして、これからの時代は「一旦やめてしまったが、再び、再就職した人」の増加なんかも見られると、すばらしいのではないかと思います。

★ちゃいさん
「女性が働きやすい会社ベスト100」のランキングが発表されたとき、「結婚・妊娠・出産(育児)を機にやめてしまった人」のことを評価に含めているのかな?!って、思いましたものね。時代の流れで、評価項目も変わると思います。経年変化を調べる追跡調査でも、その時の流れを反映して、調査項目が変わったりしますから。

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