認定こども園が倍増。でも見込みの半数以下
幼保連携推進室の認定こども園のページに、2008年4月1日現在の、認定こども園の認定件数が掲載されました。全国における認定件数は、昨年の94件から229件に倍増しているそうです。でも、申請見込件数って、もっと多かったはずでは?
【主なポイント】
○平成19年4月1日現在と比較し、全国の認定件数が94件から229件に増加。
○認定件数の多い都道府県は、以下のとおり。
(1)東京都19件
(2)北海道16件
(3)兵庫県・長崎県15件
(5)秋田県・群馬県・神奈川県12件
引用元: 認定こども園の平成20年4月1日現在の認定件数について(2008年05月16日) - 幼保連携推進室 認定こども園
◆申請見込件数と認定件数の差
厚生労働省のWebサイトには、2007年08月01日現在の認定件数と、今後の申請見込件数が掲載されています。
厚生労働省(2007年08月10日)
→ 認定こども園の平成19年8月1日現在の認定件数
及び今後の申請見込件数について
上記リンク先ページに掲載されている表と、今年4月時点の認定件数をマージすると、認定数・認定見込み数の推移は、下表のようになります。
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2007年度末までの申請見込件数は542件だったにも関わらず、実際の認定件数は229件。認定待ちが何件かあるかもしれないですが、おおまかにみると、認定件数は、申請見込件数の半数以下だったようですね。特に、地方裁量型の認定件数が見込みに比べて少なかったことが、上の表から分かります。
待機児童削減の課題を、認定こども園がどのくらい解決していくのか、ウォッチしていきたいと思います。
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関連情報へのリンク:
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お誕生日おめでとうございます!
これからも硬派でタイムリーな記事たのしみにしています (^_^)
投稿: らむね | 2008年5月26日 22時14分
★らむねさん
お祝いのコメント、ありがとうございました!
これからも学ばせてくださいね。
よろしくお願いします。
今日はらむねさんの誕生日ですね。
おめでとうございます!
らむねさんと誕生日が一日違いなんて(^^)
投稿: windy | 2008年5月27日 06時52分
別のブログでもこの記事をみかけ、やはり申請のわずらわしさ(文部省と厚生省にまたがり2重の申請をしなくてはいけない)ことと、メリットのなさが、思うように増えない理由だとか。
じつは、わが娘達のお世話になった保育園や幼稚園も、園長先生いわく、申請するか迷ったとのこと。そして、いまだに申請していない理由が、やはりメリットがない上に、制約がたくさんつくこと(定員や施設の広さなど)がネックということだったようです。
こちらの地域でも、認定子ども園があったので見に行ったのですが、幼稚園型でして、2歳児以下は数人(兄弟の妹や弟)で、集団保育としてはどうなんだろう?という感じでした。しかも、幼稚園型のため、毎日お弁当持参でしたし。以前の地域で見学した幼保連携型とは全然違いましたね。
さて、こちらの地域、じつはほとんどの幼稚園で18時までの預かり保育があり(夏休みもやっている)、3歳保育もやっているので、3歳のお誕生日になれば幼稚園という選択肢も多くあるのですが、問題は3歳未満児。結局そこのところだけでも解消すると、待機児童は少なく鳴るんじゃないかなとおもいます。結局3歳未満が、無認可保育園や託児所を利用している現状で、たしかにそこは、職員数も沢山必要なんでしょうけれど。
それと、おなじく、学童もいまや定員越えが多いみたいですね。
投稿: ちゃい | 2008年5月27日 22時26分
★ちゃいさん
コメント、ありがとうございました!
数字に表れていない部分や、数字からは読み取れない部分もありますよね。コメントに書いていただいたような地域の実情もそうかも。
娘が年中組になったので、学童保育の様子をそろそろウォッチしはじめています。息子の時は定員越えで入れない人も結構いたので。今はどうなんだろうなぁって。
投稿: windy | 2008年5月30日 01時20分