「出産したら育児休暇を取りますか?」イー・ウーマンのサーベイ進行中
働く女性のための参加型コミュニティサイト「イー・ウーマン」で、「出産したら育児休暇を取りますか?」というテーマの調査(サーベイ)が、今週月曜日から実施されています。
この記事を書いている時点での投票結果は以下のとおり。
出産したら育児休暇を取りますか?
Yes: 1067票、No: 219票
このサーベイは今日で4日目。初日からウォッチしていますが、専門家と読者がディスカッションによって、意見がかなりまとまってきています。読者が投稿したコメントも読みごたえがありますよ。イー・ウーマンのWebサイトのメンバは、9割がフルタイムで働く女性とのこと。ですので、サーベイの結果は、働く女性の一人として気になっています。
サーベイは明日4月11日まで。メンバでなくても、Yes/Noの投票だけならできます。意見を投稿したい方はメンバ登録が必要です。
今回の専門家(サーベイキャスター)は、ワイズスタッフ代表取締役の田澤由利さん。田澤さんは、今回の「出産したら育児休暇を取りますか?」というテーマ設定の背景説明の中で、以下のようにおっしゃっています。
厚生労働省発表の平成17年度のデータによると、女性の育児休業取得率は年々上昇し、72.3%に至るそうです。この数字だけを見ると、「女性の4人に3人は、育児休暇を取って出産し、仕事を続けているのか。すごい」と思われる方もいるでしょう。
でも、現実はどうですか? 少子化傾向はなかなか改善されず、日本は高齢化社会、労働力不足社会に向けて、突き進んでいます。
理由は簡単です。ここでいう、育児休業取得率は、「出産時に企業に在籍し、育児休業を開始した女性の割合」だからです。つまり、「妊娠して、出産前に退職をした人」は、母数に入らないのです。また、「育児休暇を取ると、仕事に影響する」という理由で、子どもを産むこと自体をあきらめている女性も少なからずいるでしょう。
引用元: サーベイ 1日目
田澤さんが触れていらっしゃる「数字と現実とのギャップ」と同じようなことを、先日日経ウーマン誌上で発表された「女性が働きやすい会社ベスト100」の調査結果を見た時に感じていました。
サーベイキャスターの田澤さんが、読者のコメントの中からピックアップした、以下の『「育児休暇を取る」ことへの6つの「壁」』。その壁を低くし、なくすための意見も、このサーベイの中で読むことができます。
(1) 育児休業制度の有無
(2) キャリアダウンへの不安
(3) 保育園の不足
(4) 収入減の現実
(5) 会社の上司や同僚、周囲の目
(6) 一緒にいたいという母としての思い
引用元: サーベイ 3日目
結婚・出産で退職を余儀なくされたという経験をお持ちの田澤さんのコメントも、読者の皆さんの意見も、とても参考になりますよ(^^)
◇ ◇ ◇
昨年、東京国際フォーラムで、株式会社イー・ウーマン代表取締役社長の佐々木かをりさんの講演(このブログの関連記事はこちら)をお聞きしたのですが、その講演の中で、イー・ウーマンのWebサイトで毎週実施されているサーベイは、“I statement”の練習の場として設けているのだとおっしゃっていました。
“I statement”は、「私」を主語にして一人称で語ることです。経営者たるもの“You”ではなく“I”を主語にして語るということ、“I”で始めることで相手に選択肢が生まれることなど、私にとって、佐々木さんの講演の中から学ぶことは多くありました。機会があれば、また講演をお聞きしたいです。
関連情報へのリンク:
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