ワーク・ライフバランスの実現には「プレゼン力」が必要
2月26日の「ガイアの夜明け」は、日本経済新聞の連載記事「働くニホン」との連動企画。「揺れる仕事の現場」が放送されたそうです。この日の放送の中で、ニフティがワークライフバランスを実現するために、株式会社ワーク・ライフバランス代表のの小室淑恵さんにコンサルタントを依頼した、という内容が含まれていたことを、後で知りました。見たかったなぁ... orz
富士通系列の、老舗インターネットサービス会社であるニフティ。…中略… ライバルに対抗する為に、社員の残業が増える一方で、育児休暇や介護休暇などの制度は整っていても殆ど利用されていない。仕事のために、仕事をしている… このままでは社員が疲弊してしまう… そんな危機感の中で、浮かび上がってきたキーワードが「ワークライフバランス」だった。仕事と私生活のバランスを重視しよう。しかし、どうやって? そこでニフティの人事部は日本では数少ない「ワークライフバランス」の企業コンサルタントを行っているワーク・ライフバランス社 社長の小室淑恵さん(32歳)にコンサルタントを依頼した。
引用元: 日経スペシャル ガイアの夜明け
2月26日放送 第303回 揺れる仕事の現場
日本経済新聞連載「働くニホン」連動企画
この記事を読んで、昨秋、小室淑恵さんの講演をお聞きした時のことを思い出しました。その講演の中で、特に印象に残っている言葉は、以下の二つ。
「何が何でも、成果をあげて定時で帰る」
「定時で帰るためには、
プレゼンテーション力が必要」
なぜ、プレゼンの力が必要なワケ?と最初は思いましたが、話をお聞きしてみると納得。講演をお聞きしたときの私のメモを紹介させていただくと、以下のとおりです。
仕事のできる/できないが、
仕事の時間の長さで決まる時代は終わった。情報収集しているか?
人と会っているか?
勉強しているか?定時で帰らないとこういうことができない。
こういうことで仕事が効率アップするのが今の時代。定時で帰るためには、
相手に物事を端的に伝えられるかが、分かれ目。
だから、プレゼンテーション力は必要。
話すことが得意でない私。プレゼン力、ないです。
もし、プレゼン力がアップしたら、
もしかしたら、残業、ちょっとは減るかもしれないなぁ。
※自分の努力でなんとかできる範囲については。
いろんな障害物はありますが、子育てしていても、きちんと仕事ができるんだという雰囲気づくりができるといいな。がんばりたいと思います。
放送の中で使われていた「仕事と生活の調和」アンケート結果は、日経ネットPLUS(会員制サイト。登録無料)に掲載されています。興味のある方は、以下のリンクをたどってみてくださいね。
アンケートでは、5割を超える人たちが「個人的な問題や家庭の事情を会社側に話すべきだ」としています。さらに7割の人が「同じ職場の同僚はそれぞれの個人的な事情まで考慮し、協力し合うべきだ」と考えています。
一方で「2、3年前に比べて会社の一体感が薄れている」と感じる人が57%に達していることも分かりました。
引用元: 「仕事と生活の調和」アンケート結果:日経ネットPLUS
関連情報へのリンク:
- 日経スペシャル ガイアの夜明け
- 日経ネットPLUS(会員制サイト。登録無料)
- 株式会社ワーク・ライフバランス
このブログの関連記事:
- HAPPYに働く秘訣と「ワーク・ライフバランス診断テスト」(2008年02月09日)
- ワークライフバランス責任者CWO選任を、政府が企業に要請へ(2008年01月15日)
CWO(チーフ・ワークライフバランス・オフィサー)を置くことを、政府が企業に要請したそうです。
« 親子カフェ「サンキュー・マム(39MAM)」<2008年03月時点> | トップページ | サステナビリティCSR検定を受験してきました »
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: ワーク・ライフバランスの実現には「プレゼン力」が必要:
» 本の経済 03072008 [つき指の読書日記]
にわかにエコノミストの発言が注目されはじめた。
米国のプライムローンの不良債権化、それに伴う不動産価格の下落、それへ投資をしている欧米の銀行、投資銀行(日本の証券会社に近い)の巨額の損失から端を発した信用収縮に、各国の株式市場が大幅下落、激しく通貨変動している。これが一体どのような影響を与えるのか、複雑化する金融工学であらゆる金融商品に組み込まれているため、その損失額が簡単には算定、確定できない。そうなると相場の習性として売り買いの強弱観が分かれ、ちょっとした情報にも市場は過剰(?)...... [続きを読む]
« 親子カフェ「サンキュー・マム(39MAM)」<2008年03月時点> | トップページ | サステナビリティCSR検定を受験してきました »
多分、この番組見ました(多分。。というのは、たしかお皿を洗いながら見たような気がして。。。部分的にしか記憶に残っていません)。
ニフティでは、消灯時間があって、何時だったか。。。総務の人だかが、全フロアーの電気を消して廻っていました。
ニフティよりも、記憶に残っているのは、東レの研究所長(部長だったかも?)のお話で、奥さんがうつ病から自殺未遂をし、自分がかまってやれなかったことに一因があると思い、会社に時短制度を求め、自ら介護している方の経験談。たしか奥さんが未遂をしたのは、10年以上前の話で、それから10年ぐらい、お子さんといっしょに介護や食事作りなどを毎日やっていたみたいです。そのため、朝も早くに起きて、早めに出勤しているのだそう。当時はまさか時短制度が認められるとは思わず、クビも覚悟していたのに、出世して、人の上に立てるなんて思ってもいなかったとのこと。自分が部下を持つ立場になってから、率先してワークライフバランスを訴えているとのことでした。
投稿: ちゃい | 2008年3月 9日 01時00分
★ちゃいさん
コメント、ありがとうございました!
> 全フロアーの電気を消して廻っていました。
以前、ある事業所に勤務していた時のこと。その事業所では水曜日が定時退社日だったのですが、退社しているかどうか、きちんと勤労部門の方が見回りに来ていました。定時後はたしか消灯されていたような記憶が。当時、徹底しているなぁと思ったものです。そういうところに本気度合が見えるのかも。
> 自分が部下を持つ立場になってから、
> 率先してワークライフバランスを訴えている
> とのことでした。
体験を踏まえての訴えは、説得力があるでしょうね。番組を見れていなくて恐縮ですが、そう思いました。
私ももっと頑張らないとかな。効率よく。
投稿: windy | 2008年3月 9日 19時49分
ネットサーフィンしていてたどり着きました。
ワーキングママのちひろと言います。
ちょっと前にムギ畑主催の勝間和代さん監修
ワークライフバランス手帳を買ったばかりなので、
このブログが真っ先に目に入ってきました。
生活と、仕事のバランス、難しいですね~。
自分はまさに仕事のために仕事をしている感じでした。
結局の所、今は体を壊して自宅療養中です。
そろそろ「要領よく」仕事をする年齢になった
のでしょう。
嫌いではない仕事なので、生活に重点を置きつつ
働き方を考えていかなければならないと
つくづく感じたのでした。
いきなりなんだか愚痴みたいな書き込み
ごめんなさいね。
またおじゃまさせてください!
投稿: ちひろ | 2008年4月22日 16時12分
★ちひろさん
はじめまして。ネットサーフィンでたどり着いてくださったとのこと、うれしかったです(^^)
働き方、私もいまだに考えます。いろんなことを考え合わせて、これで行こう!って自分で決めた働き方なのに、本当にこれでいいのかなぁ、とか不安になることもあります。変化は毎日起こっていることなのだから、うまくいかなかったらそのときに、調整しつつ、試行錯誤しながら、やっていくのがいいかなぁ、とか考えていたりします。
ちひろさんもよい選択ができますように。からだに気をつけて、頑張りすぎないように頑張ってくださいね。
コメント、ありがとうございました!
投稿: windy | 2008年4月26日 17時33分