来賓席は、なぜ前にあるのか?
来賓の方々が、保護者よりもいい位置で、
卒業生を見れてしまうなんて、ちょっと変かも。
保護者席を前にすべきでは?
卒業式の前半、式場の後ろの方の保護者席で、
私は、そんなことを考えていた。
卒業式の後半になって、私は理解した。
来賓席は、前にあるべきだ。
保護者席は、後ろにあるべきだ。
なぜならば。
来賓席の方々は、卒業していく子どもたちが、
これまでお世話になった方々。
これから生きていく上でお世話になる方々。
それを、子どもたちが理解するためにも、
来賓席は、子どもたちの近くに設けられるべきなのだ。
市区町村長さん、議長さん、議員さん、
PTA関係の方、幼稚園関係の方、保育園関係の方、
中学校関係の方、町内会の方、スポーツ指導員の方、
安全協会の方、学校医のお医者様、など。
来賓席には、
子どもたちが生きていく地域社会が凝縮されている。
保護者である私たちが、
昔、経てきた卒業式を思い出してみた。
同じことが言えるのではないか。
卒業式の主人公は、子どもたち。
保護者は、子どもたちを支えるという意味でも、
後ろに座るべきだ。
卒業式の会場図を、改めて見てみた。
卒業生する子どもたちが生きていく社会の、
関係図のように見えた。
卒業生を中心に、
左が地域の方々、右が先生方。
卒業生の後ろには、卒業生に続く在校生。
さらに、後ろで、支える保護者たち。
そして、前方には進むべき次のステージ。
私の今日の結論:
来賓席は、前であるべきだ。
保護者席は、後ろであるべきだ。
◇ ◇ ◇
来賓の方々が座る場所の意味、なんてこと、
今まで考えたことはなかった。
そういうものだと思っていたから。
そういうものがどういうものなのか、
息子の卒業式の最中に、わかった気がした。
しかしながら、うちの息子は、
そんなことは、とっくに理解していたらしい。
私「ねぇ、来賓席ってどうして前にあると思う?」
息子「ああいう人たちがいるってことを、
みんなに知ってもらえるから。
たとえば、PTAの歴史の重みなんかも、
チラシを配って説明するよりずっとわかりやすい。」
これ、理解しているって、結構、すごいんでは?!
息子の方がウワテだった。私よりもずっとずっと。
反抗期で、いろいろ気がかりなこともあるけれど、
うちの息子は大丈夫って信じられるのは、
上のような会話の中とかで、
ときおり垣間見せる息子のココロ。
そのココロ、持ち続けほしいな。いつまでもずっと。
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うちの子の学校の場合は、来賓席が左ではなく右でした。(体育館の構造から来ていると思われる。左から入るようになっていますので)
ことっぴの小学校は、中学が(学区の関係で)2つに分かれてしまうため、両方の中学の校長先生がいらしてたんだけど、同じ日に卒業式だった区域内のの小学校の来賓はどうなっているのかしらんとか、本部役員さんは自分の子が卒業生でも来賓席なのでそれはそれで大変かなぁと思ったり…しました。
投稿: ことなりままっち | 2008年3月21日 13時31分
★ことなりままっちさん
コメント、ありがとうございました!
> 本部役員さんは自分の子が卒業生でも来賓席なので
> それはそれで大変かなぁと思ったり…しました。
そうそう、それは私も思いました。役員さん、自分のお子さんの卒業式でもあるのに、他の保護者のみなさんをやさしく気遣ってくれていて、本当にお疲れ様でしたという気持ちでした。
投稿: windy | 2008年3月23日 22時57分