「すこやかな妊娠と出産のために」
「すこやかな妊娠と出産のために」のページが、厚生労働省のWebサイトから公開されました。
なぜ妊婦健診を定期的に受ける必要性があるのか、市町村の窓口に妊娠を届け出ると、どのような補助や情報提供を受けられるのかなどについて、書かれています。おそらく、「飛び込み出産」が増えている現状に対する、厚生労働省のアクションなのではないかと思います(推測)。
以下で引用させていただいているasahi.comの記事にもあるように、未受診で飛び込み出産する妊婦さんが増えている背景には、「経済的な理由」があるようです。ある病院の調査では、経済的な理由で飛び込み出産した41人のうち、出産費用を病院に支払わなかった(支払えなかった?)人が11人もいたのだそうです。これが実態なんですね。ちょっとショッキングな数字でした。
「飛び込み出産」急増
たらい回しの一因、背景に経済苦
妊婦健診を一度も受けず、生まれそうになってから病院に駆け込む「飛び込み出産」が増えている。今夏、奈良など各地で妊婦の搬送受け入れ拒否が発覚したが、病院側が断った理由の一つは「未受診」だった。医師からは「妊婦としての自覚をもって」と悲鳴が上がる。
…中略…
日本医科大多摩永山病院の中井章人教授が、97年1月~今年5月に同病院で飛び込み出産をした妊婦41人を分析したところ、子が死亡したのは4例。周産期(妊娠22週~生後1週間)の死亡率は、通常の約15倍だった。
未受診だった理由で最も多かったのは、「経済的な理由」で12人。41人のうち11人は出産費用を病院に支払わなかった。
引用元: asahi.com: 健康(2007年12月18日)
このブログの関連記事:
- 政府の少子化対策の認知度は?(2007年11月02日)
- 厚労省、妊婦無料健診を拡大(2007年01月30日)
関連情報へのリンク:
- 妊婦ライフのここが知りたい!- All About チビタス
- Vol.10 妊婦健診のお金がもらえる公費負担の制度
- 子育てにかかるお金 - All About
- 厚生労働省:すこやかな妊娠と出産のために
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う~ん、まぁわかんないでもないよな気がします。
私が2回の出産でお世話になった日赤は、診察料がいくらで、血液検査するといくらになりますよ、って書いてある、良心的な病院だったのですが、毎回検診のたびに冷や汗でしたもの。(しかもそんなに高くもなかった。検査が重なったときは1万円超えたけど、私は転院していて、検査がダブるものは省いてもらったから)ブログでも書きましたが、退院の時費用が払えるかどうか、ひやひやしましたよ。
でも、単純にお金だけのことで、検診を受けないというのは危険だと思うんですね。以前、なにかの主義で検診を受けない、という人の文章を読んだのですが、自分の経験からも、自分の体の中に起こっていることというのはわからないし、自然に任せる、体の声を聴く(文章の人はそういう主義らしい)といっても、外れることも多いので…。
そうそう、私が検診を受けに行ったときに、緊急のかけこみ出産に遭遇しました。確かその妊婦さんも検診を途中から受けていなかったと思います。結構あるのかもしれませんね。
投稿: ことなりままっち | 2007年12月 5日 10時10分
妊婦検診費用、保険きかないし、高いですよね。
ワーキングプアもふえているし、貯金のない家庭も多いので、普通に払えないうちも増えてるんだろうなと思います。
早く全額無料になるといいですよね。
投稿: 用賀ママ | 2007年12月 5日 23時25分
★ことなりままっちさん
コメント、ありがとうございました!
ひやひやだったんですね。妊婦健診で検査したとき、いったい今日はいくら払うことになるんだろうって、不安になったことが私もあります。おおよその値段は事前に知らされているのですが、金額に幅のある書き方がされていたり、金額の上限が書かれていなかったりだったので。
★用賀ママさん
コメント、ありがとうございました!
上の子の母子手帳をもらいに市役所に行ったとき、私のとなりにいらした方は、母子手帳を2冊もらっていました。「上の子はもううまれちゃっているんです」というような話し声が聞こえてきて、びっくり。いろんな事情があるとは思いますが。
無料でなくてもいいけれど、妊婦健診の費用が高いことが壁にならない程度になるといいなぁと思います。
投稿: windy | 2007年12月14日 01時54分