しつけと虐待の境目
11月は「児童虐待防止推進月間」ですね。
子育て家族を応援するポータルサイト「こそだて」が実施した
「虐待について」のアンケート結果が出ましたので紹介します。
虐待について【こそだて】アンケート調査
期間: 2007年10月1日-2007年10月31日
実施方法: 【こそだて】のアンケートページ
サンプル数: 620人(男女比=22:78)、中心年齢29歳
下記引用部の出展は、上記アンケート結果です。
身の回りで、虐待ではないかと思う場面を見たり聞いたりしたことは?
1位 しつけにしては行き過ぎでは、
と思う場面を見た47.9% 2位 ない
(回答欄には「ない」は設定無し、
「その他」より集計)21.4% 3位 虐待の噂を聞いた 14.6% 4位 虐待かな、と思う場面を見た 8.2% 5位 明らかな虐待を見た 2.6% その他 5.4%
「しつけ」なのか、「虐待」なのか?
自分では「しつけ」のつもりでも、
他人から見れば「虐待」と見えることはしてはいけない
と、以前、ある教育関係者の方が、
話をされていたことを、思い出しました。
このことを、そういう行為をしてしまっている大人が
「自分がやっていることは『虐待』なのだ」
と理解する必要があると思います。
そうでないと、その行為をやめないと思う。。。
児童虐待に関する相談・通告は、児童相談所で受け付けてくれます。
困った時には相談を、「おかしい」と感じたら通告を。
→ 全国児童相談所一覧 - i-子育てネット
勇気を出して、通告を。
あなたは子どもに対して以下のことをしたことがありますか?
1位 子どもを叩き続ける 12.5% 2位 子どもの存在を否定する
ような言葉を言い続ける12.5% 3位 子どもを長時間ひとりにする
(家の中に)9.5% 4位 子どもを長時間ひとりにする
(屋外や車中に)4.2% 5位 子どもに食事を与えないことがある
(病気などの場合を除く)2.4% した事がない
(子供がいないを含む)46.7% その他
(怒鳴りつけるなど)12.2%
「子どもを叩き続ける」
「子どもの存在を否定するような言葉を言い続ける」
が12.5%もあるのですね。ちょっとショックな結果でした。
他の記事でも書きましたが、自分の親が自分にした行為を、自分の子どもにしてしまう親は多いのだそうです。このマイナスの連鎖を断ち切れるのも、家族の笑顔を多くできるのも、他ならぬ自分だと気づけば、やりがいのあるコトに思えるかも。
◆ 子どもを虐待から守るための5か条
引用元:「児童虐待防止推進月間」のポスター
- 「おかしい」と感じたら迷わず連絡
(通告してください) - 「しつけのつもり…」は言い訳
(子どもの立場に立って判断しましょう) - ひとりで抱え込まない
(あなたにできることから即実行しましょう) - 親の立場より子どもの立場
(子どもの命を最優先しましょう) - 虐待はあなたの周りでも起こりうる
(特別なことではありません)
このブログの関連記事:
- 子どもを虐待から守るための5か条(2007年10月29日)
- 子どもに対してイラつき、カッとなってしまいます(2007年09月04日)
関連情報へのリンク:
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