« アマゾンに「ハイハイレコードストア」がオープン | トップページ | 「オトコの子育て」 »

2007年11月15日

強い決意で悪循環を断ち切る

「イライラして子どもに手を上げてしまう」
「やってはいけないことだと分かってはいるのだけど、
 自分を抑えられない」
このような悩みを持つ保護者の方にとって、
今回紹介させていただいく記事は助けになるかもしれません。

Benesse教育情報サイト(登録無料)の相談コーナー「教えて!親野先生」に、「子どもをかわいいと思えない……」という相談が寄せられていました。相談者の悩みは、「毎日、子どもとケンカ」「子どもに手を上げる回数が増えてきた」ということ。

今週の相談「子どもをかわいいと思えない……」
小学6年生の女の子との二人暮しです。…中略…だらだらとした生活態度等をとがめると「どーせ私なんか」「私なんかいらない子どもなんだ」と言う反応にうんざりして毎日けんかです。手を上げる回数も増えてきました。怒っても何も得られないとわかっていますがエスカレートしている自分が恐ろしいです。最近では「いなければいい!」「早く大きくなって出てってほしい!」と思うことも多くなりました。出口が見つかりません。
引用元: Benesse教育情報サイト - 今週の相談(第88回)【前編】【後編】

親野先生の回答は、同じような悩みを持つ方々にとって、とても助けになるのではないかと思います。この記事を読んで、勇気づけられるかもしれないし、希望を持てるようになるかもしれません。

親野先生のアドバイス
「手を上げる回数も増えてきた」とのことですが、これは絶対にやめてください。
子どもの気持ちはどんどんすさんでいきます。
子どもの心はどんどん遠くへ離れていきます。
自分は愛されていないのではないか、自分はいらない存在ではないのか、そういう思いがふくらんでいきます。
…以下、省略…

Benesse教育情報サイトの会員専用ページの情報なので、あまり詳しく書けなくて申し訳ないのですが、親野先生は以下のようにアドバイスしてくださっています。

反省すべきは反省し、
同時に自分を許してやってください。
そして、そのうえで、
一大決心をして方向転換をしてください。
強い決意で悪循環を断ち切るのです。
もう二度と同じ道を歩まないという強い決意です。
これは絶対に必要です。
引用元: Benesse教育情報サイト【後編】

他の記事でも書きましたが、マイナスの連鎖を断ち切れるのも、家族の笑顔を多くできるのも、他ならぬ自分だと、まず気づくことが必要だと思います。気づいたら、気づきだけで終わらないで、次の行動につなげられるといいかも。

ウィメンズパーク」のIDをお持ちの方は、同じIDで「Benesse教育情報サイト」にもアクセスできますので、ちょっとのぞいてみてもいいかも。全文を読みたい方は、会員登録してみてくださいね。→登録はこちら(無料)

       ◇       ◇       ◇

子育てがうまくいかなければ、その責任は母親にあると思われる風潮が、社会にはあると感じています。「そんなことないぞ」って声が聞こえてきそうですが、まだまだ、そういった風潮は、多かれ少なかれ、あると思います。

たとえば、父親の虐待や過干渉などのために、子どもによくない影響が出てきた場合であっても、「しっかりと子育てしていない」と思われてしまうのは、父親と子どもの間で頑張っている、母親だったりします。誰かに直接言われなかったとしても、誰かの目がそう物語っているように感じてしまったり。

子育てに参加するだけで父親はプラスのポイントをもらえるけれど、母親が子育てしていて当たり前。プラスの評価はなし。子育てがうまくいかなければ、マイナスのポイントがつくのは、母親のほう。な、気がする。

「お母さんがしっかりしてあげれば大丈夫ですよ」とか言われたりすると、「『しっかりする』って、何?」って、聞き返したくなる。「何がどうなれば『しっかり』しているってことになるんでしょうか?」って。「しっかり」できないと、母親失格みたいに感じてしまったりする自分がいたり。。。

いくつか書き出してみましたが、
母親の孤立化って、こういうことかな。

「しっかり」子育てするための解は一つではないし、試行錯誤が必要だと思います。その過程で、どうしていいのか分からなくなってしまったり、うまくいかなかったり、失敗しちゃったりするかもしれない。。。子どものために頑張っているのになぁ、って、ひとり、悲しい気持ちになってしまうこともあるかも。

家計が潤う子育て支援策もうれしいけれど、精神的な支えとなる支援も充実するといいな。難しい年頃の子どもを持つ親として、最近、そう考えるようになりました。

精神的な支えは、家庭の中にも、家庭の外にもあるといいですね。一人で頑張らなくてもいいって実感できるといいですよね。
もし支えがほしければ、誰かが気づいてくれるのを待つのではなく、自分から行動を。思い切って話してみるのがいいかも。一人だけではなく、何人かに(配偶者、両親、ママ友、パパ友、同僚、上司、担任の先生、相談所、カウンセラー、…)。その中に自分にフィットする答えが出てくるかもしれないし、話すことで改善される状態もあるから。

このブログの関連記事(親野先生関連):

関連情報へのリンク:

  • Benesse教育情報サイト
  • 親力で決まる子供の将来
    3年連続で「まぐまぐ!」のメルマガ大賞「教育・研究」部門賞を受賞している、親野先生のメルマガです。親野先生は、教育現場で培った経験やノウハウをもとに活躍されています。

« アマゾンに「ハイハイレコードストア」がオープン | トップページ | 「オトコの子育て」 »

コメント

ペアレント・トレーニングについてのサイトがあります。
私はこの講習に半年費やしたので、そう簡単なものではありませんが、是非参考になさってください。
ADHDのみならず、全ての子に使える好循環に繋がる子育てです。
http://homepage3.nifty.com/asakuratown/pt/top.htm

★風花さん
「ペアレント・トレーニング」の紹介、ありがとうございました。「ペアレント・トレーニング」については、言葉を知っている程度なので、よさそうな本を一冊読んでみようかと思います。私の子育てにもプラスになるといいな。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 強い決意で悪循環を断ち切る:

« アマゾンに「ハイハイレコードストア」がオープン | トップページ | 「オトコの子育て」 »

selected

最近の本棚

  • : Good Luck

    Good Luck
    再読。1日分を読み終えるたびに、自分を省み気持ちを新たにさせられる本だと思う。

access


  • 旅行口コミ情報「トリップアドバイザー」で、おすすめブロガーに選んでいただきました!
    甲府 - 旅行ガイド 【トリップアドバイザー】
    旅と街歩きの記録はこちら



    RSS feed meter for http://windy.air-nifty.com/note/  
    since April 11, 2005