松下の在宅勤務制度、利用者800人超
松下電器産業が今年の4月から本格的に導入した、在宅勤務制度の利用者が順調に増加し、半年で800人を超えたそうです。
制度の利用は、週1~2日の利用が多いのだとか。これは、先日、他の記事で紹介させて頂いた、日本ヒューレット・パッカード(HP)・NECと共通の傾向ですね。「実際の利用者の男女比はほぼ同程度」というのも、興味深いです。
昨年度の1年間の試行期間を経て今年4月から本格的に導入したところ、半年間の利用者が800人を超えた。週1~2日のペースで在宅勤務に取り組むケースが最も多いが、月1~3日程度まで各自の事情に応じて利用している。
育児や介護などで出社が難しい女性従業員に、仕事が継続できるといった効果も想定していたが、実際の利用者の男女比はほぼ同程度。「家族と過ごす時間が増えた」「子供の勉強を見てやることができた」との声も寄せられ、育児への参加を望む男性従業員が多い実態も浮き彫りになった。
引用元: 松下、半年で在宅勤務800人超…2010年に全対象社員利用へ - FujiSankei Business i. 総合(2007年10月30日)
松下電器産業といえば、2007年の「働きやすい会社ランキング」(→このブログの関連記事はこちら)で、総合ランキング3年連続第1位の会社。部門別ランキングでも
・ 社員の意欲を向上させる制度(第2位)
・ 人材育成と評価(第4位)
・ 働く側に配慮した職場づくり(第1位)
・ 子育てに配慮した職場づくり(第2位)
というように、上位にランクインしています。在宅勤務が働き方の選択肢に加わったことで、さらに働きやすくなったのかも(←推測)。
このブログの関連記事:
- 在宅勤務は、会社に通えない人だけのもの?(2007年10月02日)
- 松下、3万人に在宅勤務(2007年03月28日)
- 働きやすい会社ランキング2007(2007年08月28日)
関連情報へのリンク:
- 日本一の「働きやすい会社」は?
- 日経ネットPLUS(会員制サイト。登録無料) - 首相官邸 - e-Japan戦略II(概要)
政府の目標は、ここで確認できます。政府のe-Japan戦略では、「2010年までにテレワーカーが就業者人口の2割となることを目指す」という目標が掲げられています。
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興味深いですね。
私の息子は、今3歳ですが、3年後、小学生になったら、週1や週2で在宅勤務が成り立つような環境にしたいなと思っています。
職場環境はもちろんですが、家庭内の環境も整えないと実現できないので、具体的に、今から何ができるかなぁとちょっと考え始めています。
今は時短勤務ですが、実質18時まで働いています。18時で帰る言い訳のための時短契約なのかも。
投稿: youlee | 2007年11月 1日 20時39分
★youleeさん
コメント、ありがとうございました。
職場の環境だけでなく家庭の環境についても、3年後のことを考え始めていらっしゃるなんて、えらいですね。
短時間勤務については、「短時間勤務という選択肢」の記事で多くの方からコメントを頂きましたが、うまく使っていけるといいんじゃないかと思っています。マイナスイメージでなく、プラスイメージで捉えることができると、いいんじゃないかなって。
投稿: windy | 2007年11月 4日 07時49分