育児休業再取得可能に、厚生労働省が検討開始
現在の制度では、育児休業から早めに復職してしまうと、特別な事情がない限り、再取得することはできません。これが再取得できるように、厚生労働省が検討を開始するそうです。これは朗報ですね!
→育児休業再取得可能に・出産後、原則1年以内-ニュース:日経WOMAN(2007年09月09日)
厚生労働省は「特別な事情」の条件を大幅に緩和し育児休業制度の柔軟性を高めることにした。原則1年間の育児休業期間は変えないが、その間に個人的な理由で繰り返し育児休業をとれるようにする。
引用元: 日本経済新聞(2007年09月09日、朝刊、第3面)
一定期間内で育児休業を何回か取れる制度は、既に、実施している企業もあります。たとえば、サイボウズです。サイボウズの育児休暇制度は、最長6年間。期間中の取得回数は制限なしというものです。
→このブログの関連記事はこちら。
一定期間内で育児休業を何回か取れる制度があったら、私は多分利用させていただいたと思います。うちの子どもたちは、0歳のときに、ちょっと大きな病気をしたからです。上の子は百日咳。下の子は細気管支炎。
上の子のときは休職中だったので、育児休職の終了日を最長まで延期しました。下の子のときは、既に復職していたので、年次休暇と、家族の看護という理由で使える積立休暇を使って乗り切りました。子どもが復調し、保育園に行ける状態になるまで3週間くらいかかりました。「子どもが病気」が育児休職の再取得理由になったらいいなぁと、当時の私は考えたものです。
制度はありがたく、使わせていただいています。他の記事でもかきましたが、子育てだけでなく、病気とか、ケガとか、介護とか、事故とか、被災とか、いろんな事情を持った人が会社には集まっています。誰だって、そういった事情を持つ可能性はあるわけです。ですから、個人の事情を考慮していただけるのが、働く側としてはありがたいと思います。働き方の多様性を許容してほしいなというのが、私の考え。
このブログの関連記事:
- 育休最長6年間取得可、分割OK(2006年07月30日)
サイボウズの育児休暇制度を紹介しています。
関連情報へのリンク:
- 時事ドットコム:育児休業制度など見直しへ=厚労省が研究会発足(2007年09月10日)
- サイボウズ、「育児休業6年」の真意は - @IT自分戦略研究所(2007年05月31日)
- サイボウズ、成果重視型に加え、年功重視型制度を導入 - ニュース - nikkei BPnet(2007年02月01日)
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育児休暇、ホントに何度でもいつでも取れるといいなって思います。子供に手がかからなくなったって思っても、うちの子のように発達障害なんてものを持っていると、仕事休んで学校に行きたいと思うことも多々あり。
個人の事情を考慮していただけると、本当に助かると思いますね。
ちなみに、子供は2人いますが、うちの職場、育児休業を取得しやすかったとはいえ、家計&仕事の事情で、私、2回とも、子供が6ヶ月の時に復職しました。
今、子供ができたら、少なくとも3年は取得したいですね。
投稿: sakura4703 | 2007年9月12日 01時19分
★sakura4703さん
コメント、ありがとうございました!
複数回、育児休暇が取得できるようになれば、特に子どもが病気で長い期間休まなければいけないときには、助かるのではないかと思います。
子どもが大きくなってからも、ナンダカンダとあるわけで、子どもの気持ちに寄り添っていてあげたいときには、会社を休んで家にいたいと思います。そういうときには年次休暇を使えばいいのでしょうけれど。
イー・ウーマンでは「親業休暇」というのが、年次休暇とは別にあるそうです。そういう名前の休暇があるというところに、会社としての取り組みが表れているなぁと感じました。それに「親業休暇」という名前の休みを頂くのであれば、休む目的がハッキリするので、自分を納得させるのにも役立つかもしれないなと思いました。
投稿: windy | 2007年9月15日 21時16分