大臣からの返事(マタニティマークとフィルタリング)
少子化対策の運用上の課題に関する意見募集について、
高市大臣からの新しい「返事」が、先週、公開されました。
今回の返事は、6月のテーマだった
「マタニティマークとフィルタリング」
の意見に対する回答です。
高市大臣からの返事と意見募集結果は、
下記のリンクから参照できます。
内閣府へのリンク:
◆フィルタリングについて
右は、Yahoo!のフィルタリングサービス「Yahoo!あんしんねっと」が、あるサイトの閲覧をブロックしたときの画面です。
総務省の「平成18年度電気通信サービスモニターに対する第2回アンケート調査」によれば、「フィルタリング」の認知率は、66.1%だったとのこと。フィルタリングの認知度は、以前よりも高くなってきているようです。しかしながら、「フィルタリングって何?」「本当に効果があるの?」など、疑問を持つ方も多いようです。
政府の教育再生会議が発表を見送った「緊急アピール」の中には、フィルタリングに関する『インターネットや携帯は世界中の悪とも直接つながってしまう。フィルタリングで子供たちを守る。 』という項目も入っていましたね。
とはいえ、nikkei BPnetが実施した、お母さんたちへのインタビュー結果『「親学」ってどうよ?お母さん達のホンネ』にもあったように、「フィルタリングはもっともだ」という意見よりも、「フィルタリングって何?」「本当に効果があるの?」的意見の方が、まだまだあるようですね。
先日も、フィルタリングは無料で提供されるべきだ(だったかな^^;)というニュース記事も出ていましたし、この前の6月には「フィルタリング普及啓発アクションプラン 2007」も出されました。動きが結構ある話題なんです、フィルタリングって。ですので、フィルタリングはこの先今まで以上に身近な存在になっていくと思います。
何よりも、子どもたちは、学校のパソコンの授業で、フィルタリングソフトにブロックされる体験をしています。つまり、子どもたちは身を持ってフィルタリングを知っているわけです(^^)
「フィルタリング」とは?
→ 利用者の意思によって、インターネット上の青少年にとって有害なウェブ情報へのアクセスを自動的に遮断することができる技術的手段で、有害サイトブロック、ウェブフィルタリング、有害サイトアクセス制限サービスなどとも呼ばれます。
引用元: 「フィルタリング普及啓発アクションプラン 2007」について - 財団法人インターネット協会
妊婦さんに配慮する傾向は、以前よりも高まってきているようです。
先日、「席を譲ってもらった妊婦さんが増加」の記事で、コンビのニンプタウンが実施した「電車の中で席を譲ってもらった経験に関するアンケート」の結果を紹介させていただきました。このアンケート結果によれば、電車を使う妊婦さんのうち67.2%の方が、席を譲ってもらった経験があるのだそうです。前年の調査では44%でしたので、より多くの妊婦さんが、席を譲っていただく経験をしていることになります。
実際には、マタニティマークをつけていない妊婦さんもかなりいらっしゃると思いますので、マタニティマークの効果というよりは、妊婦さんに配慮する社会になってきたからではないかと思います。
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