平成18年版「働く女性の実情」
平成18年度版「働く女性の実情」(女性労働白書)が
厚生労働省から公開されました。
働く女性、3年連続増 既婚者減少、家庭との両立難しく
06年の女性の労働力人口は前年比0.3%増の2759万人で、3年連続で増えたことが20日、厚生労働省がまとめた「働く女性の実情」(女性労働白書)でわかった。働く女性の割合を示す労働力率も48.5%と2年連続で上昇。ただ、女性の労働力人口の増加は未婚者らに支えられており、既婚者は逆に11万人減の1611万人だった。仕事と家庭を両立する難しさがうかがえる。
…中略…
一方、自分で起業したいと考えている女性は、25~44歳の子育て世代が約14万人と最も多い。5年以内に実際に起業した人へのアンケートでは、起業の目的を「家事や子育て、介護をしながら柔軟な働き方をするため」とした女性が34%にのぼり、男性の2倍の割合だった。
引用元: asahi.com - 暮らし(2007年04月21日)
女性の年齢階級別労働力率をグラフに表すと、25~29歳と45~49歳が左右のピークとなり、その間の30~34歳を中心に、グラフがちょっと低くなります。これがM字カーブと呼ばれるもの。子育てをしている人が多い30歳代が、主にこのMカーブに該当します。
今回の調査結果でもM字カーブは相変わらずのようです。まだまだ時間が必要なのでしょうね。
「働く女性の実情」によれば、「年齢や性別に関係なく仕事をするため」「家事や子育て・介護をしながら、柔軟な働き方をするため」という起業目的が、女性は男性のほぼ2倍になっているそうです。その一方で、家庭・育児との両立が、起業時や事業継続の課題になっているのだそうです。
「働く女性の実情」では、女性が望んでいる起業支援についても触れられており、女性特有の事情を加味する必要性について触れられています。
ちょっと話が逸れますが、もし私が起業するとしたら、真っ先に、トレンダーズの「女性起業塾」の受講を検討すると思います。
昨年、日経のセミナーとトレンダーズサロンで、トレンダーズ社長の経沢さんの話を聴く機会がありました。講演では、経沢さんご自身の経験を話してくださり、ためになる考え方をアドバイスしてくださいました。その内容に共感できる部分が多かったので、もし起業するシチュエーションになったら(←今のところ、予定は全くないです^^;)、「女性起業塾」の存在を思い出すことでしょう。
先日、会社の先輩と話していて思ったこと。起業できるようなスキルを身につけられるように、学生時代にナビケートしてくれるプログラムとか、あったらよかったのにな。そういう意味での進路指導は、一度もしてもらったことがなかったから。社会人になってからでも遅くはないと思うけれど、できれば中学・高校で、“ひとり立ちを促す進路指導”があるといいんじゃないかと思います。もしかしたら、最近はあるのかな?どうなんだろう?
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- 女性の労働力人口が増えた理由(2007年02月28日)
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