[沖縄]体調不良を招いた理由
4月のはじめに沖縄旅行に出かけたのですが、実は、出発前日の夕方から体調を崩していました。旅先で体調が悪かったのは初めてのこと。子どもたちにも心配かけてしまいました。。。
この記事では、「出発前日の夕方という絶妙なタイミングで具合が悪くなったのはなぜか」に関する自分なりの考察と反省、そして、不安なキモチを抱えたまま旅したときに感じた子どもたちの優しさとを、書いています。
今回の教訓だけを見たいという方はこちらへ(^^;
[写真:御菓子御殿の駐車場から撮影]
■出発前日の夕方
沖縄旅行出発の前日、17時15分。
やりかけていた仕事に区切りがついた。
これで定時退社できる。
安心して明日から旅行に出かけられる。
そう思った次の瞬間、気分が悪くなった。
こんな具合悪さは初めてのことだ。嫌な予感がした。
はじめのうちは、肩こりのせいかと思った。
ずっと詰めて仕事していたから。
でも、それだけの具合悪さじゃない。
目がうまく見えない。見たい部分が見えない。
キラキラしたギザギザが見える。
吐き気がする。気持ち悪い。
左手と左足と左の頬が、ちょっとじわじわする。
右目だけで見ても、左目だけで見ても、症状に変化なし。
ということは、原因は目じゃないってことだ。。。
そこまで考えて、怖くなった。
そのとき私が居た場所は、出張先の都内の事務所。
健康管理室のある社内事務所だったので、
診察時間外だったけれど行ってみた。
偶然、ティーサーバーのところで、
白衣のお姉さんを発見したので、相談してみた。
健康管理室の診察受付は終了していたので、
事務所の近くの病院を紹介してもらった。
自宅近くの病院まで移動したら、
診察時間内にはたどり着けないから。
■事務所近くの眼科へ
健康管理室では、眼科に行くことを勧められた。
内科じゃなくて眼科でいいのかと確認したら、
目の症状が強いなら、まず眼科に行くようにとのこと。
眼科と内科の地図をもらった。
自分の席に戻り、何でもないかのように荷物をまとめて、
眼科に向かった。不安な気持ちを抱えて。
事務所から歩いて10分くらいで眼科に着いた。
その頃には、キラキラしたギザギザは見えなくなっていた。
吐き気と具合悪さと、右目と左目のチグハグな感じが残っていた。
それに、目が傷ついたときのような痛さがあった。
そのために、涙が出て、目を開きにくい状態だった。
診察結果は、飛蚊症ではないかとのこと。
懐疑的にその診断結果を聴いた。
具合悪さの原因は?吐き気の原因は?
お医者様に質問したら、
「明日飛行機に乗るのは問題ないけれど、
帰ってきたら、出来るだけ早く自宅近くの眼科に行って、
眼底検査してもらってください。」との回答。
網膜はく離でないかを判断するために。
で、具合悪さと吐き気に対する見解は??
脳の方に原因があるのでは?と自分の考えを話してみた。
「それについてはわかりません。
おそらく飛蚊症です。深刻な問題はないと思います。」
という診察結果は変わらず。不信感はぬぐえず。
あのキラキラのギザギザ以外は、
何も飛んでいるようには見えなかったのに。
お医者様がおっしゃる診察結果を信じることにした。
翌日から旅行にいくのだったら、
飛蚊症の方が気が楽だ。他の病名よりも。
■旅行準備
それから約1時間20分後、自宅に着いた。
途中で、頭痛薬を買った。
目の表面も痛いし、目の奥も痛いし、頭も痛い。
右目と左目のチグハグ感と、
吐き気と具合悪さもは相変わらずのままだった。
楽しみにしていた沖縄旅行。子どもたちも楽しみにしている。
よりによってその前日、
しかも仕事を片付けた瞬間から具合が悪くなるなんて。
ふと、このまま失明しちゃうんじゃないかと思った。
怖くて、泣きたい気持ちだった。
でも、行くのをやめようという判断はしなかった。
具合は悪いけれど動けるし、
吐き気はあるけれど普通には食べれそうだし。
ものすごく不安だったけれど、
自分を励まして、気持ちを切り替える努力をした。
もし本当に失明しちゃうんだったら、
見えるうちに、いろいろ見ておこう。味わっておこう。
写真を撮っておこう。記憶に刻んでおこうって。
子どもたちに幸せな思い出をプレゼントしてあげようって。
だから、行動しようと思って、そのとおり実践した。
そして翌朝、飛行機に乗って、沖縄に向かった。
■旅行中
三泊四日の沖縄旅行のうち、
最初に二日間は、特に症状が酷かった。
初日、万座毛で写真を撮り、レンタカーに戻る途中、
目が痛くて、涙が沢山、出て来てしまった。
「このまま目が見えなくなっちゃったらどうしよう?」
と不安を口に出してしまったら、
となりを歩いていた息子が、無言のまま、
私の手をひいて歩いてくれた。
余計に涙が出た。
「ありがとう。でもずっと私がおばあちゃんになるまで、
こうして歩いてくれるわけには行かないものね。」
というと、息子はそっと笑った。
ホテルについてからも、症状は相変わらず。
しかも微熱あり。
見るに見かねた旦那様が氷を調達してきてくれた。
自分でタオルを冷やして、額に乗せ、
頭痛薬を飲んで、横にならせてもらった。
ふと、額にタオルが乗るのを感じて、
ビックリして目を開けた。娘だった。
近くのテーブルに置いておいたタオルを
娘が見つけて乗せてくれたのだ。
家族の優しさを感じる旅になった。
■自宅近くの眼科へ
沖縄旅行から戻った後、
PTA活動(なんと2日連続!)と外せない仕事があったので、
なかなか眼科に行けなかった。
吐き気と気持ち悪さは、徐々に薄らいできていたものの、
目の調子の悪さは残ったままだった。
症状は軽くなったものの、不安な気持ちはずっとあった。
仕事をしている最中も。PTA活動の最中も。
役員決めの懇談会が終わった後、
やっと余裕ができたので、自宅近くの眼科に行った。
症状を話して、眼底検査をしてもらった。
その結果、目には問題がなかった。
網膜はく離でもなく、飛蚊症でもなかった。
診察結果は「閃輝暗点(せんきあんてん)」だった。
お医者様が丁寧に説明してくださった。
閃輝暗点は、片頭痛の前兆として表れることがあること。
片頭痛の前兆には、吐き気やしびれを伴うこともあること。
お医者様の説明を聞いて、納得。
「今回のように一時的なものであれば心配は要りません。」
「目に症状が表れるから、みなさん、
眼科に来られるんですが、
閃輝暗点が頻繁に発生するようであれば、
神経内科を受診してくださいね」とのこと。
私の場合、旅行出発前日、閃輝暗点の症状が出ただけ。
その後は一度も出ていないので、ひとまず安心。
失明するんじゃないかと心配してしまったけれど、
結局、片頭痛だった。。。
◆前兆
片頭痛には、「前兆を伴う片頭痛」と「前兆を伴わない片頭痛」の2タイプに分けられ、前兆を伴う方は20~30%といわれています。
前兆を伴う片頭痛では、頭痛が起こる前に、いくつかの前ぶれがみられます。目の前にチカチカと光るフラッシュのようなものがあらわれ、視野の片側、または中心部が見えにくくなる閃輝暗点(せんきあんてん)が生じることが多いのですが、手足のしびれや脱力感、言語障害がみられる場合もあります。このような前兆は数分、長くても1時間以内で治まり、続いて頭痛がはじまります。(閃輝暗点)
はじめは視野の中にチカチカ光る小さな点が現れ、次第に大きくなっていきます。場合によっては視野の片側がまったく見えなくなったり、中心部がぼやけて見えにくくなったりします。
引用元: スッきりんのバイバイ頭痛講座 - 片頭痛ってどんな病気?
■タイミング
待ちに待った旅行前日に具合が悪くなるなんて、
なんてタイミングが悪いんだろう。
片頭痛は今回初めて。
ネットで原因を調べてみたら、以下の記述を見つけた。
あまりにも合致していたので愕然。。。
今回、体調不良を招いた理由はきっとコレ。
また、閃輝暗点の体験談を見つけた。
そのうち何人かの方は、私と同じように、
失明するんじゃないかと感じたようだった。
■誘因は?
●過労や睡眠不足、精神的ストレス
ハードな仕事をがんばってやり終えたとき、大きな悩みから解放されたときなど、緊張がとけてほっとしたとたん、それまで抑えていたストレスが一気に噴き出して頭痛がはじまるというパターンが多いようです。これは、ストレスのかかっている最中には緊張によって収縮していた血管が、リラックスすることによって拡がるためと考えられます。実際、ウィークデーはなんでもないのに、せっかくの休日、朝から片頭痛に悩まされるという人は少なくありません。このようなケースは「週末頭痛」ともよばれています。
引用元: スッきりんのバイバイ頭痛講座 - 片頭痛ってどんな病気?
「仕事をがんばってやり終えたとき」?
「沖縄旅行出発前日の夕方、仕事をやりきったとき」という
絶妙なタイミングで具合が悪くなった理由はきっとコレ。
「ということは、片頭痛になりたくなかったら、
私、休んじゃいけないってこと?(;_;)」
と、同期入社の友達に話したところ、
「そんなわけないだろ。
一度に休もうとするからいけないんだ」
とのコメントをもらった。たしかにそうかも(^^;
チョイチョイ、休めるように、頑張ってみようかな。
リフレッシュ上手になれますように。
緊張性頭痛の経験はあったのだけど、
片頭痛は今回が初めて。辛かった。。。
教訓: 『 カラダはこまめに休めよう! 』
関連情報へのリンク:
- スッきりんのバイバイ頭痛講座
ファイザー製薬が運営する頭痛に関するWebサイトです。
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