「TINGARA新曲試聴会&トーク」参加レポート
「TINGARA新曲試聴会&トーク」に参加させていただきました。
この試聴会に参加してから、音を聴く環境について考えるようになりました。また、音に携わっていらっしゃるメーカーの方と音を作っているアーティストが、「子どもたちが聴いている音」について、日頃、どのように感じられているのかを知る機会となりました。この話は、ちょっとショッキングでした。
以下の、レポート記事の中で紹介していますので、
お読みくださいね(^^)
★☆★ 目次(contents) ★☆★
↓ クリックすると、その項目にジャンプします。
- 「TINGARA新曲試聴会&トーク」とは
- いい音を体感できる場所「ケンウッドスクエア丸の内」
- 「ケンウッド創立60周年記念 TRIOモデル K-TR60」
☆ TINGARAの新曲「かむながら」を試聴
- 豊かでない音しか聴いていないって?
☆ いい音で聴くことは、豊かさにつながる
- オーデイオ機器はいつの間に安くなったのか?
- TINGARA、こだわりの音楽
- ケンウッド 竹之内さんからのオススメ
- 満足できるヘッドフォンの価格帯は?
- ジョー奥田さんも参加
今回のイベントは、ヨガDVD(来年の春リリース予定)のために制作した新曲を、よいオーディオ環境で聴こうという試みで、TINGARAのお二人が企画したイベントでした。
TINGARAは、私が大好きなアーティストです。その音楽には、とても癒されます。
今回のイベントは、TINGARAのオフィシャルサイトとメルマガでアナウンスされました。申し込んだところ、ラッキーにも参加できることに!新曲の試聴会ということで、楽しみにこの日を待ちました。
試聴会の会場は、ケンウッドスクエア丸の内。ケンウッドの人気オーディオ商品が展示されており、静かな環境で、高品質の音を楽しめるスペースです。今回のイベントで、初めて知りました。
平日のお昼休み時間には、プロムナード・コンサートが開催されているとのこと。また、催し物のない時間帯であれば、CDを持って行けば、いいオーディオ環境で聴かせていただけるそうです。うれしいことに、コンサートもCD試聴も無料とのこと!
■「ケンウッド創立60周年記念 TRIOモデル K-TR60」
この試聴会で使われていたオーディオシステムは、「ケンウッド創立60周年記念 TRIOモデル K-TR60」でした。
ケンウッドの音に対するこだわりの気持ちが込められたオーディオシステムとのこと。ネット通販サイトKenwood ec direct限定販売モデルなのだそうです。販売期間は2007年01月31日までとのこと。気になる方は、ぜひ、Kenwood ec directにアクセスしてみてください。
ちなみに、「TRIO」というのは「KENWOOD」の前のブランド名です。
ヨガDVDに収録される予定の11曲と、radio TINGARAで限定公開されている2曲の中から、ケンウッドスクエア丸の内で聴かせていただいたのは6曲でした。
その中の1曲が「かむながら」という曲でした。
ケンウッドスクエア丸の内のオーディオシステムで、CDに格納されている「かむながら」を聴いた時、楽器の配置が見えることに気付き、驚きました。驚きはそれだけではありませんでした。プリズムが、太陽光の虹色のスペクトルを見せてくれるように、いいスピーカーは、音の層を感じさせてくれるということを体感しました。
いい環境で聴くと、こんなにも違うなんて。
「♪かむながら」をウルウルしながら聴きました。
私はお気に入りのCDを、音楽ケータイ(Vodafone 803T)に入れて聴いているのですが、十分、いい音だと思っていました。満足していました。しかしながら、今日の試聴会での音を聴いて、普段、平らな、豊かでない音しか聴いていないことを、実感しました。
そのことを感じさせてくれたのが、TINGARAのhideoさんとtsugumiさんのトークであり、ジョー奥田さんのトークであり、ケンウッドの竹之内さんのトークでした。
5.1chがどうのこうの、スピーカーの配置がどうのこうのと、楽しげに話してくれる友達の様子を見て、男の人たちの趣味の話題だなぁと、今まで思っていました。今度からは、私ももうちょっと、オーディオシステムのこと、考えてみようかな。楽しげに話している男性陣の様子に満足するのではなく、自分でも感じてみたい。そんな気持ちにさせられました。
子どもたちが普段聴いている音楽は豊かでない。トークの中で、このことを知りました。いい音を体感してしまった後だけに真実味があり、ショッキングでした。
長年、音に携わっていらしたケンウッドの竹之内さんも、TINGARAのお二人も、ジョー奥田さんも、mp3に圧縮された音しか聴いていない私たち、そして、子どもたちに、よりいい音で聴いて豊かさを感じてほしいと願っているのが伝わってきました。
『いい音で聴くことは、豊かさにつながる。』
うん、これは、真実をついている。
普段聴いているのは、圧縮された音。そんなこと、考えたこともなかった。でも、気付いていなかっただけに、すんなりと受け入れることができました。
一番いいのは、本物の音を聴くことだそうです。
オーディオ系のマニアックな話が多かったのですが、トークは、素人の私にもよく理解できました。心遣いを感じました。
hideoさんと竹之内さんのトークの中に、「家庭で音楽を聴く環境の変化」という話題がありました。
ステレオはいつの間にか安くなってしまった。
それは、聴く環境が昔とは異なってしまったから。
昔は大きなステレオで大きな部屋で家族で聴いたが、
今は自分の部屋で聴いている。
だから、オーディオ機器もコンパクトなものになってしまっている。
豊かな音も、この過程で失われてしまったのだとか。
興味深く、話を聴かせていただきました。
tsugumiさんのボーカルの位置をどこにするか、楽器をどこに配置するのかといったPan(パン)の話など、日頃の音作りのこだわりを聴かせていただきました。 |
-TINGARAの曲は、tsugumiさんの声を4重に重ねている。
TINGARAの歌声の秘密はコレ!
※山下達郎の「ON THE STREET CORNER」みたい。
なるほど響くわけだ、と納得。
-使っているトラック数は40くらい。
-tsugumiさんの声と鐘の音とか以外はすべて作っている。
-テクノロジーが進歩してパソコンの性能が上がったことによって、
TINGARAの今の曲作りができるようになった。
Panのことは初めてきいたので、ちょっと調べてみました。音作りの裏側を今まで知りませんでしたが、トークをお聴きしたことによって、今まで以上に興味をもって、音に接することができそうです。
Panについては、河合楽器の以下のページが、初心者の私には分かりやすかったです。
→ KAWAI カワイドリマトーン DTシリーズ 気になる攻略法[Panを使おう1]
「CDからPCに取り込むときに、
ビットレートを限界まであげてみること。
それだけでも聴こえてくる量が違う。」
とのことでした。次回、さっそく試してみようと思います。
「オーディオを選ぶときは、音のないところを聴いてみる」
音の入っていない部分や、
曲の最後の余韻の部分で聴き比べてみるといいのだそうです。
この話をおききして、試聴会でCDを止めるときに、竹之内さんが、余韻を感じる時間をたっぷりと取って下さっていた様子を思い出し、音へのこだわりを改めて感じました。
オーディオ関連に詳しい方も何人も参加されていました。その中にヘッドフォンに詳しい方がいらして、残念ながらお名前はわからなかったのですが、満足できるヘッドフォンにについて、お役立ち情報を惜しみなく提供してくださいました。
「ヘッドフォンは5000円から7000円くらいのものが良い。
10000円くらいのものだと、値段に合わないと感じることがある。
もうちょっと高くなるとまた良くなる。」
というわけで、満足できる価格帯は、まずは「5000円から7000円」ということのようです。
「iPodに標準で付いてきたイヤホンでなく、
ヘッドフォンをちょっと変えるだけでも
更にいい音を試してみることができる」
との話もhideoさんからありました。
ジョー奥田さんも参加され、音に関するエピソードなどを聞かせてくださりました。中でも良かったのが、ジョー奥田さんと一緒に旅しているフリッツ君のエピソードです。面白く聴かせていただきました。
→ 「フリッツ君の動画」はこちら。
■etc.
◇トラブル発生!
試聴会の途中で、トラブル発生!デジカメの再生ができなくなってしまいました(;_;)
帰宅してから、おそるおそるPCに取り込んでみたら、何枚かのファイルが壊れてしまっていました。全滅は免れたものの、ショック...
◇試聴会の様子はオフィシャルサイトにも
TINGARAのblogに、試聴会のことがアップされています。radio TINGARAを聴いたり、ブログのコメントを読んだりすると、試聴会の様子がよく分かります。
→ 「KENWOODとバルバリの雨の夜 (site TINGARA)」
試聴会の後、雨の中、バルバリに向かう皆さんをお見送り。東京国際フォーラムのイルミネーションを見上げて、ちょっと一息。その後、帰途に着きました。
参加されたみなさんの話をきくと、バルバリは、とってもいいらしいです。機会があれば、私も行ってみたいな。
◇応援しています!
試聴会の後、hideoさんとtsugumiさんに握手していただいたのですが、
「ありがとうございました、頑張ってください」
としか言えなかった自分がもどかしかったです。。。
話、するの、苦手なんです、私(^^;
試聴会のレポートは以上です。
(一応、“子育てOFFレポート”ということで^^;)
読んでくださって、ありがとうございました(^^)
※写真入り記事のアップについて、許可を頂いています。
※「ケンウッドスクエア丸の内」内での写真撮影について、許可を頂いています。
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以下、リンク集です♪
■関連情報へのリンク(TINGARA関連):
- site TINGARA
TINGARAの公式サイトです。 - TINGARA~てぃんが~ら~
mixi内の、TINGARAのコミュニティです。 - Joe Okuda
ネイチャーサウンドアーティストJoe OkudaさんのWebサイト。自然の音を聴くことができます。Joe Okudaさんのことは、TINGARAのWebサイトの情報で知りました。
録音の様子を動画でみたのですが、「こちらからココロを開いて入っていけば、自然は語りかけてくれる」というようなメッセージを受け取ったように感じました。
→ フリッツ君の動画はこちら。私のオススメ。必見です(^^)
■このブログの関連記事(TINGARA関連):
- TINGARAの音楽と名嘉睦稔の版画(2006年12月23日)
私が大好きな「TINGARAの音楽」と「名嘉睦稔さんの版画」に対する思いを、ブログで紹介させていただいています。 - TINGARA『風の旋律』の試聴機(2006年03月10日)
- TINGARA〜風の旋律〜コンサート(2005年12月13日)
- 『うなさか(海界)』(2004年06月04日)
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windyさん、あの短い時間でこんなに多くのことを感じ取ってくださっていたんですね。
とっても嬉しいです!
奥の深いレポートをどうもありがとうございます。
私も話しベタなので、笑顔で表現してくれるwindyさんは、むしろ居心地がいいですよん。
近いうちにまたボクネンズでお会いしたいですね。
次回はゆっくりお話しましょうね。
投稿: tsugumi@TINGARA | 2006年12月28日 18時57分
TINGARAのレポートもですが、私が興味を持ったのは、「いい音を聴くこと」についての話です。私も音楽関係で、演奏もする立場だからかもしれませんが、生音がいいというのは確かだと思います。
子どもたちが圧縮された音を聴いているというのは確かにそうで、でもこれ、大人たちも同じことが言えないかな?と思いました。どんなジャンルにしても、自分が日ごろ興味がない音楽でも、生音のよさというのはあります。これは体験してみないと分からない。
ちなみに私はクラシック専門のピアノ弾きですが、PANのことはエレクトーンも弾くので実感としてよくわかりました。といっても、自分でPANを指定するのはすご~く大変なので、先生と相談しながらなんですけどね・・・
投稿: おそなえ餅1号 | 2006年12月29日 08時24分
★tsugumiさん
tsugumiさんご本人からコメントをいただけるなんて、感激です!昨年は2回もお会いできて、とても幸せでした(^^) 展示会などの折にでも、また、ボクネンズアート東京にうかがわせていただきます。
これからも、TINGARAとボクネンさんを応援したいと思います!
プレゼントしていただいたCDとradio TINAGRAを聴きながら、次のライブを楽しみにしていますね!
投稿: windy | 2007年1月 2日 17時08分
★おそなえ餅1号さん
コメント、ありがとうございました!
おそなえ餅1号さんは、ピアノを通して、音楽にずっと携わっていらっしゃるから、私よりもずっと、「いい音」のこと、感じていらっしゃいますよね。きっと。
PANの指定って難しいんですね。それだけに、効果的な演奏のためには、きちんと考えなくては、ということなんでしょうね。
今回の試聴会に参加させていただいて、普段、あまり接することがなかった世界を見せていただいたので、とてもいい経験になりました。
投稿: windy | 2007年1月 2日 19時57分