「父親力」への期待
「父親力」への期待に関連し、東京大学の汐見教授のコメントがasahi.comに載っていましたので、紹介します。
汐見稔幸教授は、子育てに関する多くの著書をお持ちです。今年の春、漫画クレヨンしんちゃんのシーンを使った子育ての指南書「子育てにとても大切な27のヒント―クレヨンしんちゃん親子学」が話題になりました。
引用元のニュース記事の後半をご覧くださいね。
鍛えよ「父親力」 コラムニストが“検定本”
中学3年の娘がいるコラムニストの石原壮一郎さん(43)が先月、「父親力検定」を出版した。高校1、3年の息子がいる編集者の田辺三恵さんと、妻や子に態度を問われる身近なシチュエーション80例をまとめ、東京大学の汐見稔幸教授(教育学)が、理想的な対応の仕方を解説している。石原さんは「父親向けの教育雑誌の創刊ラッシュなどで、あせりを感じているお父さんに読んでもらいたい」と話している。…中略…○お父さんにもエール送って
社会に高まる「父親力」への期待をどう見たらいいのか。汐見教授にきいた。
◇
「育児をしない男を、父とは呼ばない」という厚生省(当時)の子育て支援社会を目指すキャッチコピーが出たのが99年。その年、生まれた子どもが小学生になった。父親たちは、この間リストラの不安を抱え、仕事の重責が減らないまま、育児もきちんとしなければというプレッシャーを受け続けてきた。もちろん、育児に父親がかかわることは大切だが、「父が子育てにかかわらないと子どもがいじめにあう、不登校になる」と脅すばかりでなく、「お父さんいいね、がんばってるね」というエールを送ってほしい。働き方の見直しなどにより、社会が父親力を育てる必要もある。
引用元: asahi.com: 教育(2006年12月07日)
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関連情報へのリンク:
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父親力検定 ―子どもと妻が本当に考えていることを知る方法 石原 壮一郎 岩崎書店 |
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