「離乳開始の目安は6ヶ月」を検討
離乳開始の目安は、今まで生後5カ月と言われてきました。世界保健機構(WHO)の報告を受けて、これを生後6ヶ月に変更するか否か、厚生労働省が検討することになったそうです。また、生後3、4カ月ごろに「薄めた果汁やスープを与える」との母子手帳の記述についても、見直しの対象になっているとのこと。
実は、引用元の記事の中で、私が一番気になったのは、『母乳が出ないなど、授乳期の悩みを抱える母親が7割にのぼる』という部分でした。悩んでいる人が7割も?! 私の周りでは悩んでいそうなのは私だけのように思っていたので、ちょっと以外な割合でした。完全母乳の人が多かったので、母乳が足りなくて母乳と粉ミルクの混合栄養で育てた私は、ちょっぴり引け目を感じていたのです。
授乳の悩みを抱える母子を支える態勢のあり方も、検討が進められるとのこと。いいかも(^^)
厚労省、「6カ月離乳」検討へ WHO報告受け
赤ちゃんの離乳の時期や離乳食の調理方法などの「目安」を示した厚生労働省の指針が約10年ぶりに改定され、現行では生後5カ月とされる離乳時期が見直されることになった。「生後6カ月までは母乳だけで必要栄養量を満たす」とする世界保健機関(WHO)の報告を受け、日本でも「6カ月」への改定を軸に再検討する。
95年にできた現行の指針は「離乳の基本」と呼ばれ、離乳を進める際の手順や食べ物の種類、量や調理方法などが書かれている。保健医療の専門家の指導の根拠になっており、育児雑誌などでも広く利用されている。
…中略…
このほか、生後3~4カ月ごろに「薄めた果汁やスープを与える」との母子健康手帳の記述についても、栄養学的な根拠がないため、見直しの対象に挙がっている。
また、母乳が出ないなど、授乳期の悩みを抱える母親が7割にのぼることから、出産直後からの母子同室の普及など、出産施設が母子を支える態勢のあり方も検討する。
引用元: asahi.com - 教育(2006年10月12日)
「母乳」で「生後6ヶ月」といえば、以下のニュースもありました。こちらはさらに研究が必要とのこと。もっと検証が必要なのだそうですので、ご参考まで。
長期の母乳育児はアレルギー予防に逆効果?
生後6カ月までの赤ちゃんに対する母乳育児はぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー予防に効果があるとされるが、それ以上長期にわたると逆効果になる傾向のあることがフィンランドの専門病院の研究で分かった。3日付の英科学誌ニューサイエンティストが伝えた。
引用元: ニュースイザ!話題!(2006年08月04日)
このブログの関連記事(母乳育児「関連):
- 長期の母乳育児はアレルギー予防に逆効果?
(2006年08月05日) - 全国初、授乳服の専門店
(2005年10月31日)
関連情報へのリンク(離乳の目安関連):
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Windyさんのところで見かけたこのニュース。
厚労省、「6カ月離乳」検討へ WHO報告受け
現行「生後5ヶ月」となっている離乳時期が、6ヶ月まで母乳で育てることを推奨しているWHOの報告に従い、見直しを検討するとのこと。また、生後3〜4カ月ごろに「薄めた果汁やスープを与える」との母子健康手帳の記述についても、栄養学的な根拠がないため、見直しの対象に挙がっているそうです。
今は、ネットで簡単に世界のニュースが検索できるので、03年の世界保健機関(WHO)の報告だって、早すぎる離乳食... [続きを読む]
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