公立の小中、貧しい蔵書
図書館の蔵書数が文部科学省の定める基準に達していない公立の小中学校は、60%以上あるそうです。
公立の小中、貧しい蔵書・文科省、図書館整備計画を検討
公立小中学校の図書館の蔵書を増やすため、文部科学省は来年度から新たな整備計画を開始する検討に入った。小中学校のうち、蔵書数が同省の定めた基準に達している学校は2004年度末で3割台にとどまっている。同省は市町村に具体的な本の購入計画の作成を義務づけるなどして、11年度までの5年間に全校で基準を達成したい考え。
公立小中学校の図書館の蔵書整備は地方交付税でまかなわれており、文科省は今後、総務省との折衝を本格化する。
引用元: NIKKEI NET:社会 ニュース
この記事は、9月20日の日本経済新聞朝刊の38面にも載っていました。新聞の方にはもうちょっと詳しく書かれています。その内容を紹介します。
- 蔵書が増えなかった理由は、「予算の大半が新しい本の購入ではなく、装丁が傷んだり内容が古くなった本などの更新に使われた」から。
- 新5か年計画では、新規購入に加えて更新分の経費確保を検討する。
- 文部科学省が定めた蔵書数を達成している小学校の割合を見てみると、以下のとおり。
達成(37.8%)
達成率が75-100%(31.3%)
達成率が50-75%(23.3%)
達成率が50%未満(7.63%)
そういえば、以前、息子の通っている小学校で、本の寄付を募っていた時期がありました。このニュース記事を読んで、蔵書不足は全国的な傾向であるということを知りました。
子どもたちには、いろんなジャンルのいろんな本を読んでほしいので、図書館の蔵書が充実してくれるといいな。最近、うちの息子は、学校の休み時間を図書館で過ごしているそうだから、なお更です。
先日、小学校のPTAの打ち合わせの後、図書館をのぞいてみたら、そこに息子がいました。ちなみに、彼が読んでいた本は、「はだしのゲン」でした。
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