胎内記憶?それとも?(2)
「胎内記憶?それとも?(1)」に続いて、胎内記憶と出生時記憶に関係のありそうな、息子の話を紹介します。今回は、息子が4~5歳だった頃の体験です。
■息子が4~5歳だった頃
◆おなかから出ようと決めた理由
母親 | 「(息子に向かって)自分で出てくるって決めたんだよね?」 |
息子 | 『そうだよ。』 |
母親 | 「でもさ、おなかの中って気持ちいいんでしょ?どうして出てきちゃったの?」 |
息子 | 『だって、お母さんの顔がちょっとしか見えなかったからイヤになっちゃったの。きちんと見たかったから、出ようって決めたんだ。』 |
おなかの中から、私の顔が見えたとのこと。私の顔を下から鋭角に見上げていたから、少ししか見えなかったのだそうです。
母親 | 「出てくるときって、大変だったの?苦しかったりしないの?」 |
息子 | 『全然。何ともなかった。』 |
◆ 生まれたときのこと
息子が誕生した瞬間、周りには、助産婦さんと産婦人科の先生と数人の看護婦さんがいました。息子に、誰がどこにいたのかを質問したら、ほぼ正確に答えました。立ち会っていた先生が男性だったことも話してくれました(これは適当に言っても、二分の一の確率で当たるけど)。
◆ 胎児のポーズ
私が足を流してじゅうたんの上に座っていたら、そこに息子がやってきました。息子は、私の膝と膝の間に頭をつけて、お尻を高く上げた状態で止まってしまいました。
母親「何してるの?
息子『赤ちゃんのポーズ』
たまに思い出していたようです。でも、もしかしたら、このときは思い出したのではなく、本で読んだことをやってくれただけかもしれません。
◆ 生まれる前はどこにいたのか?
旅行に行った時、かなり控えめの明るさのレストランで食事をしたことがありました。ろうそくの明かりで食事するような雰囲気でした。息子が満腹になった頃、突然、話し始めました。
息子『ぼくね、生まれる前は、宇宙にいたんだよ。
でね、お母さんのおなかの中に入ったんだ。』
◆いつから友達だったのか?
ある晩、お風呂から出た時のことです。息子は私のおなかに顔を押し付けてきて、私を見上げました。
母親 | 「おなかの中にいた時は、こんな感じで、お母さんを見ていたんだったよね?」 |
息子 | 『そうだよ。 あのね、宇宙にいたときも、K君(大学の同級生の息子さん)と、S君(会社の先輩ママさんの息子さん)と一緒に遊んでいたんだよ。でね、僕とK君は一緒にこっちの世界に来たんだよ。 茶色の髪の毛の人がいてね、その人に生まれるって決めたって言えばいいんだ。(僕は、)K君と一緒に言ったの。 僕とK君は、S君よりも先に来たんだよ。 最初に、お母さんを決めて、次にお父さんを決めるんだ。』 |
話の内容にビックリ!
母親 | 「なるほどね。宇宙で一緒に遊んでいたから、S君とは年に1回くらいしか会わないけれど、仲良く遊べるんだね。」 |
息子 | 『うん!』 |
息子は4月1日生まれ(予定日は4月12日)、K君は同じ年の4月20日生まれ。誕生日が少ししか違わないので、『K君と一緒に来た』というのは、もしかしたら本当のことかもしれません。ちなみに、息子はK君の誕生日を知りません。
S君は息子より1年先輩なので、実際には、S君の方が先に生まれてきています。違う時期に、こちらの世界に来たということを言いたかったのかもしれません。(このくらいの年齢の子供は、左右があやふやなように、時制などの表現もまだあやふやです。)
母親 | 「茶色の髪の毛の人って誰?」 |
息子 | 『神様!』 |
母親 | 「神様、覚えているんだ。いいねー。お母さん、覚えてないよ。」 |
母親 | 「他にも一緒に来た友達はいるの?」 |
息子 | 『うん。アメリカ(ハワイ)とオーストラリアにいるんだよ。』 『僕たちが(家族旅行で)ハワイに行ったとき、僕たちはホテルの29階に泊まったでしょ?その子は23階に泊まっていたんだよ。』 |
母親 | 「(ハワイでその子に)会ったの?」 |
息子 | 『うん。でもね、言葉が違うから話が出来なかったんだ。握手をすれば分かるんだけどね。』 |
母親 | 「すごいね。こっちの世界にきてからも会えちゃうなんて。お友だち、オーストラリアにもいるんだっけ?いろんな国にお友だちがいて、いいね。」 |
息子 | 『うん。お父さんとお母さんが(新婚旅行で)オーストラリアに行った時は、その子はまだ(生まれて)いなかったんだよ。』 |
ハワイに行ったときは、本当に29階に泊まりました。
母親 | 「他にも、友達は、こっちの世界にいるの?」 |
息子 | 『ほら、そこにもいるよ。(近くのじゅうたんの上を指しながら)』 |
これは、さすがに、ちょっと怖かった(^^;
母親 | 「ん?! そうなの?」 |
息子 | 『見えないけれど、いるよ。』 |
母親 | 「お母さんには見えないんだけどね。見えないけれど、○○(←息子の名前)を見ていてくれてありがとうって、そのお友達に言っておこうかな。」「(見えないけれど、いるお友達に向かって)ありがとう。」 |
◆ 生まれる日を決める
息子 | 『生まれる日を決めたら、神様に言っておくんだよ。それから、準備ができるまでは、宇宙で遊んでいていいんだ。準備ができたら、準備ができましたって、神様に言うの。それからお母さんのおなかの中に入るんだ。』 |
◆ いつから好き?
母親 | 「お母さんは、○○がおなかの中にいるときからずっと好きだよ。」 |
息子 | 『僕は、僕が宇宙にいて、お母さんが子供だったときから、お母さんのこと好きだよ。』 |
以上です。いかがでしたでしょうか?
胎内記憶というか、何と言ったらいいのか。
中でも、「友達」の話が一番不思議で、興味深く思っています。
息子の話をきいて、宇宙的な世界の広がり、魂の永続性、守護霊の存在などについて、考えさせられました。
私がモノ的な世界に行き詰まりを感じ、科学では説明できない何かによって物事が動いているんじゃないかと感じ始めていた頃。スピリチュアルな世界の存在を知り、それに少しだけだけど触れたことによって、私が生きているワケが分かったように感じていた頃。
そんな時期に、息子が「宇宙」とかの話をしはじめたように思います。私が感じたことは、家族の誰にも話していなかったのに。
だから、息子が本当に胎内記憶とかを持っているのか、息子が私の考えていることを察知したのか、どちらかかなと勝手に解釈して、納得しています(^^;
もしかしたら、息子は何か別のことについて話していたのかもしれないし、テレビとか絵本とかで見たことを話していたのかもしれないし、空想したことを話してくれたのかもしれないです。でも、結構、話の筋が通っていたし、楽しそうに話してくれたので、それはそれで、いいんじゃないかと。
息子が話してくれた、その時間を共有できてよかったと思っています。
息子は今10歳です。先日の記事でも書きましたが、自分が話した「記憶」は忘れているようです。「オレ、そんなこと言ったの?」だそうです。親がメモしておいてあげるといいかもしれませんね。成長するにつれて、お母さんが喜びそうな話を選んでするようになっていくし、昔のことは忘れるだろうし、どんどん「今」のことに忙しくなるでしょうから。
息子とのつながり、大切にしていきたいです(^^)
このブログの関連記事:
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(2006年09月01日) - 胎内記憶?それとも?(1)
(2006年09月02日) - 胎内記憶?それとも?(2)
(2006年09月02日)
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Windyさん、こんばんは。
「友達」のお話、読んでいて思わず鳥肌立っちゃいました!(怖い、とかじゃなくて、感動して)
胎内記憶の話は、一度話すと忘れてしまうと読んだことがあります。ここまでしっかり話す息子さんもすごいですが、すべて覚えている(すぐに書き留めたのでしょうか?)Windyさんもさすが!
私も、いつごろ尋ねようか、ワクワクしてしまいます(笑)
投稿: ルミママ | 2006年9月 3日 23時33分
胎内記憶って不思議ですね~ 我が子にも聞いてみたことがありますが、うちのは曖昧なものばかり・・「ママのおなかの中で、○○(弟)と遊んでたんだ~」とか、「積み木してたの」とか・・?なモノばかりです。下の子に期待してみますか・・
ちょうど1年位前でしょうか、胎内記憶の事を書いた本(題名、覚えてないんですが)や講演を聞いたことがありました。テレビで特集されたこともあったようです。それによると、どの子の記憶も生まれる前の様子は、windyさんの息子さんとそう違わないようですね。
ちょっと怖い気もしますが・・
投稿: maki | 2006年9月 4日 01時01分
私も上の子が3歳くらいのときに聞いてみましたがさっぱり覚えてませんでした。。。ま、そんなもんかな、と思ってたのでびっくりしました!でも、宇宙にいたなんて素敵ですね。私自身も忘れてしまったのがつまらないで~す。
投稿: ちろなか | 2006年9月 4日 04時57分
★ルミママさん
コメント、ありがとうございました!
「生まれる前のこと、うちの子が話してくれたら教えてあげるね」と友達と約束していたので、息子の話はすぐにメモしておきました。
お子さんにぜひきいてみてくださいね。もし覚えていたら、教えていただけるとうれしいです(^^)
★makiさん
コメント、ありがとうございました!
「3人に1人が胎内記憶を持っている」ということなので、たまたまうちの息子が胎内記憶を持っていて、たまたま話してくれただけなんだと思います。ときどき3歳の娘に質問してみたりしているのですが、彼女は覚えていなさそうな雰囲気です。
★ちろなかさん
コメント、ありがとうございました!
ホント、宇宙にいたなんて素敵ですよね。息子が話してくれた、その時間を共有できたことは、私にとっても素敵な体験だったと思っています。
★みなさまへ
息子が話してくれた内容は、今は私だけが覚えていて、息子は忘れてしまっている状態。もしかしたら、あの話は、私のための話だったのかも?!なんて考えてしまいました。考えすぎかも?!(^^;
もし胎内記憶に関する記事書いたら、ぜひTBしてくださいね。胎内記憶に関するコメントも歓迎です。お待ちしています(^^)
投稿: windy | 2006年9月 6日 03時57分
赤ちゃんの力ってすごい、無限大だなあって思いました。
大人が知ってる子どもの力ってまだまだほんの少しなのかもしれませんね。赤ちゃんはみんな空の上の神様の傍で、この両親の子どもになりたい!って意志を持って降りてくるって話がありました。Windyさんのご子息の話によると、とても緻密でこの話に近いですね!!
私も早く坊主に訊いてみたいです(^^)
投稿: kumainu00 | 2006年9月 6日 22時10分
★kumainu00さん
コメントありがとうございました!もしお子さんが何か話してくれたら、差し支えない範囲で、私にも教えてくださいね(^^)
子どもの話をじっくりきいてあげる時間を持つことが大切なんじゃないかな、そういう時間をきちんと持つことが親子の信頼関係築けるんじゃないかなとか、勝手に思っています。実践しなくては(^^;
投稿: windy | 2006年9月12日 06時54分