「ちょいモテ男パパ」って?
All Aboutの妊娠・出産・子供の教育チャネルの二人のガイドさんが、同じテーマでガイド記事を書かれています。そのテーマとは「ちょいモテ男パパ」です。
All Aboutガイド記事:
[子育て事情] 妻から見る ちょいモテ男パパって、何?
[男の子育て] 夫から見る ちょいモテ男パパって、何?
同日同時刻に同じテーマでガイド記事がアップされていたので、記事の内容などお二人で打ち合わせての企画だったんだろうなと思ったら、[男の子育て]ガイドサイトの遠藤さんによれば、「事前の打ち合わせ無しのブッツケ本番!」だったのだそうです。にもかかわらず、見事なコラボレーション記事!『「冷静と情熱のあいだ」のRossoとBluみたい。面白い企画だなぁ』と思いながら、楽しく読ませていただきました(^^)
さて、「ちょいモテ男パパ」って、どんなパパなんでしょう?
読売広告社では、同社が実施した「イマドキの父親像アンケート」の結果に基づき、「イマドキの父親」を5つのクラスター(同じ価値観や行動傾向を持つグループ)に分けて、クラスターごとの特徴を分析したのだそうです。その分析結果、登場したのが「ちょいモテ男パパ」というクラスターです。
父親になっても「かっこいい男」でいてほしいとは思うけれど、子どもに対する消費傾向が高いのはどうかな?と思いました。ちょいモテ男パパは、「ブランドものの服や雑貨」「ブランドものの子供用家具/インテリア雑貨」などの消費傾向が他のパパよりも高いそうですから(^^;
この5つの「イマドキの父親像」の中では、「らしさ追求パパ」がいいかも。「すべてにおいて明確に家族を優先し、子育てを最も楽しんでいる。妻や子どもの個性も尊重しようとする傾向がある」そうですから。
「ちょいモテ男パパ」と同じく子育て面から問題視されそうなのは、「すれ違いファミリーパパ」ではないかと思います。「子どもや家庭に全く関心がなく、普段からの関与が少ない」そうです。4人に1人が「すれ違いファミリーパパ」に分類されています。インターネット調査の結果であることを踏まえても、ちょっと多い気がします。
5つのクラスターの中に、
ご自分に当てはまりそうな父親像はありましたか?
旦那様に当てはまりそうな父親像はありましたか?
■読広オリジナル調査「イマドキの父親像アンケート」
目的 :現代の父親の姿を捉え、
クラスターごとの消費行動を分析する
対象 :1都3県在住の長子年齢4~12歳の父親
回答数 :1032サンプル
方法 :調査会社が保有するモニターに対し、
インターネット上でアンケート回答依頼インターネット調査からイマドキの父親を5つのクラスターに分類
-クラスター(1) 「らしさ」追求パパ(17%)
-クラスター(2) 住圧ローンパパ(21%)
-クラスター(3) 優等生エリートパパ(27%)
-クラスター(4) ちょいモテ男パパ(9%)
-クラスター(5) すれ違いファミリーパパ(26%)父親になっても"かっこいい男"を目指す「ちょいもて男パパ」
- 平均個人年収 774万円(クラスター中2位)。
- 夫婦で財布は別。「浮気の1つや2つしても構わない」
- ファッションへのこだわりが強く、子供にもおしゃれをさせる
- 一方で子供の好きなテレビゲームや携帯ゲームの本体やソフトの確保に躍起
引用元: 読広オリジナル調査「イマドキの父親像アンケート」結果
以前、私は、データマイニング関連の開発プロジェクトに所属していたことがあります。ですから、「自分自身」「奥さん」「子ども、子育て」のそれぞれに対する意識と行動に関する調査結果データから、5つの「イマドキの父親像」を導き出したこの分析結果を、個人的には、興味深く読ませていただきました。
■子育て関連の、データマイニングのエピソード:
「紙おむつとビールを一緒に買っている?!」
子育てに全く関係のなさそうなデータマイニングですが、子育てに関連したエピソードもあります。ちょっと話がそれますが、そのエピソードとデータマイニングの用語を紹介します。
どんなグループに分類できるのか分からないデータに対し、データの似ている度合いを元に分類していく手法をクラスタリング(Clustering)といいます。また、分類が済んだグループに対して、データの持つ特徴を抽出する手法をクラシフィケーション(Classification)といいます。こういった手法を使って、未知のルールを導き出していくのが「データマイニング(DataMining)」です。
「イマドキの父親像アンケート」で使われているのは、クラスタリングのようです。
データの組み合わせパターンを抽出する、アソシエーション(Association)という手法もあります。売上げデータのなかから、『紙おむつとビールが一緒に売れることが多い』という組み合わせパターンを発見したウォルマートが、その発見を商品の並べ方に利用したのは有名な話です。
旦那様:「今から帰るよ」
奥様:「帰りに紙おむつ買ってきてね」
奥様に頼まれた紙おむつを買いにスーパーに立ち寄った時に、自分で飲むビールを一緒に買う傾向が高かったというわけです(^^;
関連情報へのリンク:
- あいはらひろゆきの「家族ブランディング」 - nikkeibp.jp
しあわせな家族作りを目指す父親、背を向ける父親
バンダイキャラクター研究所所長のあいはらひろゆきさんが、「イマドキの父親像アンケート」結果について、父親たちの家族意識の実際を検証されています。 - 読広オリジナル調査
「イマドキの父親像アンケート」の結果発表。 - All About ガイド記事
[子育て事情]- 妻から見る ちょいモテ男パパって、何?
[男の子育て]- 夫から見る ちょいモテ男パパって、何?
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allaboutの2人のガイドさんの記事も読んでみました。うちは・・・クラスター(1)と(2)のミックスですかね。ローンに苦しみつつ、できる範囲で自分らしさを追及するというか・・・。
わたしが感じた「ちょいモテ男パパ」って、「ええかっこしい」かなぁという感じ。実は「オレ様」なのかもしれません。多分自分とは合わないなぁ。でも面白い分類だなぁって思いました。
投稿: おそなえ餅1号 | 2006年8月22日 15時30分
★おそなえ餅1号さん
コメント、ありがとうございました。うちの旦那様は、住圧ローンパパが一番近いかな。「すれ違いファミリーパパ」にはならないでほしいです(^^;
おそなえ餅1号さんのご主人のように、クラスターのどれかにピッタリというよりもミックスなパパが多いんじゃないかと思います。
「イマドキの母親像」調査とかはないのかしら?
投稿: windy | 2006年8月26日 23時53分