残業代増で残業は減る?
「労働契約法」の見直し案が、厚生労働省から出されたそうです。
その中に「残業が月30時間を超える場合、
残業代の割増率を25%から50%にアップする」
という案があるそうです。
残業時間が減って、子どもと過ごす時間や、
夫婦で過ごす時間が増えれば、
父親の育児参加や、
出生率アップにつながりそうだとは思います。
でも、残業代がアップしても、
仕事の量が減ったり、納期が延びたりしない限りは、
残業時間は減らないのでは?
そうでないと、残業時間が多いほど、
残業代がアップするのだから、
今までどおり、もしくは、今まで以上に
遅くまで働いてしまうかも。
つまり、長時間労働の抑制でなく促進。
他の素案を読んでも、うれしくない気がしました。
サービス残業が増えるだけかも。
働き方の見直しを社会全体で考えるのはいいけれど、
その方法が違う気がしました。
仕事の量を減らすこととか、
ワークシェアリングとかを根付かせないことには、
父親の育児参加、出生率アップへの対策に
ならないのではないかと思いました。
(素人の考えで申し訳ないのですが)
働く人と会社の雇用契約のルールを明確にする新しい「労働契約法」と労働時間法制の見直しに向けて、厚生労働省は13日開かれた労働政策審議会の分科会で、素案を示した。長時間労働の是正のために賃金に上乗せされる残業代の割増率を引き上げる。一方で、一定以上の収入の人は労働時間の規制から外して残業代をなくす仕組みなどを提案している。サラリーマンの働き方を大きく変える内容だ。
…中略…
素案では、長時間労働を是正するために、現在最低25%の残業代の割増率を、月30時間を超える場合に50%とする▽長時間残業した人の休日取得を企業に義務づける▽整理解雇の乱用を防ぐルールの明確化などを盛り込んだ。
リンク: asahi.com:労働法制見直しへ厚労省が素案 労使ともに反発.
仕事の量、減らすのは難しい。
納期を延ばすのも難しい。
そういう状況にいるのであれば、その原因を探って、
根本的に何かを変えなければ、うまくいかないと思う。
みんな疲れちゃう。
今日の午前中、政府与党の「少子化対策に関する協議会」の小委員会で、猪口少子化担当相が、少子化の新対策を発表するそうです。その内容は、共同通信社によれば以下のとおり。働き方を変えるとか、少子化対策って、ほんと、社会全体で取り組まないといけない大仕事なのだなと感じます。
(1)児童手当への乳幼児加算の導入(2)従業員の子育て支援に積極的に取り組む企業の国の入札での優遇(3)三世代同居住宅の建設支援―などが柱で、予算、税制両面の具体的な財源措置は盛り込まれていない。
引用元: 共同通信社
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» 残業は抑制できる? [働く人々~シブトクつよく明るくいきましょ]
どれだけ効果があるのかな・・・
「残業代、引き上げへ 月30時間超のみ、少子化が後押し」(asahi.comより)
記事によると、少子化対策で焦点となっている「働き方」を見直すため、厚生労働省は、時間外労働に上乗せされる賃金の割増率を引き上げる方針を固めた。長時間労働を是正し、仕事と子育てが両立できる環境整備を促す狙い。割増率を現行の最低25%から5割程度にする案を軸に検討している。ただし経済界の反発にも配慮し、対象は時間外労働が月30時間を超える場合に限る方向。残業代は段階的に上がることになり... [続きを読む]
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コメント
残業代へのコメント、同感です!
結局サービス残業と言われる、隠れた残業が増えるだろう、という印象を受けました。更に、残業代の対象外の年収が400万とは!
我が家では旦那が残業代の発生しない営業職から内勤に異動になったばかりで、残業代のありがたみを感じています。それがあるから生活も成り立っている部分もあるのに、そこがカットされてしまったら、共働きは必須。時短なんて取ってる場合じゃなくなります。そういう意味では、残業代の改定はハテナ、の政策になりますよね・・
残業代の割り増し=帰宅の早さ=育児参加=子どもの増加・・になるかといえば、私も疑問を感じざるをえません。
ともあれ、働き方の見直しって点では、今の世の中に必要なことではありますが。
投稿: maki | 2006/06/15 02:57
またもやTBだけでコメントをわすれてすいません。
私のブログにwindyさんがコメントしてくださったように、残業に関しては企業にもそれぞれあるのだから、ひとくくりでは論じられないのですよね。日経にはあるアパレル会社が「デザイナーという特殊な職種で残業を減らそうにも簡単に増員できない」と書いてありました。
投稿: ちゃい | 2006/06/15 10:42
こんにちは。TBありがとうございました。
今回の残業代の件にしてもそうですが、目標はそれなりに定まっているのに、そこに至るまでの手法がどうにも・・・ということが、少子化対策では多いとつくづく感じます。
ワークシェアリングなどの体制や、適切な労働時間(残業時間を含めて)の把握方法などを確立しない限りは無理です。
一方で残業代の対象外の社員が増えるのであれば、実質的な収入は目減りという人も増えるでしょう。ホント、少子化促進に向かっている気がしますね。
投稿: miki_renge | 2006/06/16 05:54
たびたびすみません。
私のところでも記事にさせていただいたので、TBさせてください。
前回のコメントとそう変わったものではありませんが・・
投稿: maki | 2006/06/17 01:44
コメントの返事が、いつも遅くてごめんなさい。
makiさん>
コメントありがとうございました。残業代が割り増しされるなら、生活残業が増えるんじゃないかと思いました。そもそも仕事が減るという前提がないので、残業代がアップしてうれしいということになるかなと。つまり、「残業代の割り増し=帰宅の早さ」が成り立たないと考えられるので、今回の見直し案には???という感じです。
ちゃいさん>
コメントとTB、いつもありがとうございます。デザイナーさんに限らず、同等のスキルを持つ社員を増員するのは、簡単なことではないですよね。残業減を求められても困るという方々は結構多いかも。私のチームも困ってしまいます、きっと。
miki_rengeさん>
コメントとTB、ありがとうございました。「そこに至るまでの手法がどうにも…」「少子化促進に向かっている気が…」とのコメント、たしかにそうだなぁと納得しながら読ませていただきました。30年くらいかかっても解決できていない課題を、この数年でなんとかしようというのは苦しいのかもしれないけれど、「その方法ならうまくいきそうだな。よし協力しよう!」と思える施策を出してほしいなと思います。
投稿: windy | 2006/06/17 14:36