子供のくらしとお金に関する調査結果
「子供のくらしとお金に関する調査」の結果が、
金融広報中央委員会のWebサイトから公開されました。
調査結果によれば、月1回まとめてもらう場合、
お小遣い金額の平均値は以下のとおりです。
- 小学生(低学年):901円
- 小学生(中学年):812円
- 小学生(高学年):1,122円
- 中学生:2,738円
- 高校生:5,590円
おおまかにいうと、小学生1000円、中学生3000円、
高校生5000~6000円という感じですね。
お小遣いの金額の参考になりました。
面白かったのは、お小遣いの使い方と、
お金についての意識です。
調査結果をもとに、紹介します。
■お小遣いについて
傾向を見てみました。
- 「飲食物(おかしやジュース)」は、
小・中・高のいずれにおいても1位か2位。 - 「まんが」は、小学校高学年と中学生で1位。
- 高校生では「友人との外食・軽食代」が2位に。
- 「親へのプレゼント」は
女の子が男の子のほぼ倍の割合で使う。 - 中学生・高校生の男子は
「ゲームソフトやおもちゃ類」に使う割合が高い。
息子は小学校高学年。
月いくらという感じでお小遣いをあげていないのですが、
毎月必ず購入する「まんが」があります。
そういうお年頃なんですね。
お金の使い方には、
男の子と女の子の差がくっきり出ていました。
■お金についての意識
上位だった以下の二つの意見について、
年齢による推移を見てみました。
- 「お金よりも大事なものがある」と思う児童・生徒
低学年69.3%→中学年82.4%→高学年84.1%
→中学生79.1%→高校生77.9% - 「お金をたくさんためたい」と思う児童・生徒
低学年74.4%→中学年80.5%→高学年86.2%
→中学生88.9%→高校生90.4%
「お金をたくさんためたい」って、
小学校の低学年からもう考え始めているんですね。
高校生では90.4%にもなっています。
想像していたのよりもずっと、
しっかりとした金銭感覚を持っていることが分かりました。
目的: 児童・生徒のお金にまつわる
日常生活と基礎知識を調査し、
金融広報活動に役立てる。
時期:平成17年12月~平成18年3月
協力校:506校
サンプル数:87,447人
[内訳]小学生25,144人、中学生34,514人、高校生27,789人
関連情報へのリンク:
- 子どものくらしとお金に関する調査
- マネー情報 知るぽると- 調査結果の概要(PDFファイル)
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別冊 PHP 2006年 06月号 [雑誌] 「田島みるくの子育て目安箱」の中で、子どものお小遣いのあり方について触れられていました。 |
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