「認定こども園」法案、国会提出へ
保育園と幼稚園の両方の機能を備えた施設
「認定こども園」の整備に関する法案が、国会に提出されるそうです。
認定こども園の特長は、以下のとおりです。
- 保護者が働いているかというチェックなしに入園可能
- 預かっていただける子どもの年齢は保育園と同じ
- 預かっていただける時間は保育園並みに長い
保育園と同じように預かっていただける場所が増えるわけですから、
待機児童になる可能性が低くなるということです。
ワーキングマザーにとって、幼保一元化はうれしいことかも。
以前、のあのあさんのブログ記事「どうして保育所・保育園は増えないのか」で、「保育所・保育園の経営はお金儲けができない」ということを知りました。提出される法案では、4つの一元化のタイプを考えているそうですが、一元化を実施する保育園や幼稚園がどのくらいあるのか、気になるところです。
幼稚園と保育所の一元化に向け、政府は幼保双方の機能を備えた施設を「認定こども園」(仮称)として整備し、幼児の教育、保育を一体的に行うための新法案を今国会に提出する。成立すれば、今秋からスタートする。同園は入園に際して保護者の就労の有無を問わず、0歳〜就学前の子どもを受け入れる。
子どもの数は、昨年4月現在で幼稚園約174万人、保育所約199万人。子どもを預かる時間が短い幼稚園(標準4時間)は定員割れが著しい一方、保育時間が比較的長い保育所(標準8時間)の待機幼児数は約2万3000人に達している。
引用元: 幼保一元化:今秋にも「認定こども園」 新法案、国会提出へ (毎日新聞 2006年2月18日 東京夕刊)
このブログの関連記事:
幼稚園・保育所の一元化(2005年04月07日)
2006年度予算、暮らしはこう変わる(2005年12月27日)
関連情報へのリンク:
「子ども・子育て応援プランの概要」(厚生労働省)
〔見解〕幼保「総合施設」をどう考えるか(全国保育団体連絡会)
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» どうして保育所・保育園は増えないのか [はなみずき保育園]
少子化といわれているのに、保育所・保育園は待機児童が列を作るほどの大盛況、働くも [続きを読む]
» 幼保一元化へ「認定こども園」10月スタート [ミスターポポの「のほほん日記」]
「やっとか...。」
幼保一元化に向けて、「認定こども園」が10月にスタートすることになった。
しかし、
法案の名前が長い!(全く関係なく、覚える必要はないが...。)
「保育園」と「幼稚園」。
管轄の省・預かる時間・入所対象・目的等、細かいところには違いがあるが、
子ども達を健やかに保育(教育)することには違いない。
なぜ、2種類あるかは全く知らない(勉強不足)が、どち�... [続きを読む]
» きたよきました!!こども園ですって [記憶鮮明、文章不明]
この年度末のクソ忙しい時期にこういうニュースをしゃらっと出されると、本当にこの国はこどもの事を考えていないよと思う。一元化ってこんなに簡単になし崩しにしていいのか??
10月から認定こども園スタート
何で既存の施設を充実させないでこういうことを次々出してくるのか。
そりゃーねー誰でも入所可能なこどもの施設が出来るのは大いに結構。
ただし問題はここ!!
記事よ�... [続きを読む]
待機児童が減るかもしれませんが、子供を長時間あずけなければ、仕事が出来ないという現実・・・私も働く母親ですが、本来は子供にしわ寄せがきてはいけないと思います。育児時間や育休明けの現況復帰などを国がサポートしなければ、子供はどうやって大きくなるんでしょう。預ける施設ばかり考えている時点で日本の未来は明るくはないと思います
投稿: 竜士かあちゃん | 2006年2月18日 22時04分
竜士かあちゃんさん、コメントありがとうございます。「子供にしわ寄せがきてはいけないと思います」とのこと、私も同感です。働く母になってからかなり経ちますが、子育てと仕事の間で揺れることは、今でもあります。
厚生労働省の「子ども・子育て応援プラン」(本文にリンク先を追加しました。に従った「施策」が実行され、「今後5年間の目標値」が達成され、「目指すべき社会の姿」が実現されるといいなと思っています。
投稿: windy | 2006年2月19日 00時57分