自由に子育てする権利が侵される?国の介入どこまで
スウェーデンの話です。
スウェーデンといえば、男女共同参画の先進国。
育児休職を父親が取得しなければならない
「パパ月間」というのがあるそうです。
取得しないと休みが消え、手当も消えるのだとか。
「パパ月間」の延長が検討されているのだそうですが、
これには反論があるようです。
なぜかというと。
「家族が自由に子育てする権利が侵される」
という意見があるからだとか。
「父親の方が給料がいいから」
という事情もあるのだとか。
先進国だから課題はないのかと思いきや、
そうではないのね(^^; 当然か。。。
子育てしながら働く世代向けの
いい制度やサービスが定着してくると、
今度は、制度で縛られたくないという意見が出てくるのも
なんとなく分かる気がする。
その社会にフィットした制度やサービスが必要というわけですね。
いつも思うのだけれど、こういうバランスって大事。
わが国にはわが国にフィットした制度とサービスを! ですね。
猪口さん、同じ母として、応援しています。
■スウェーデン、パパの育休、国がどこまで介入するべきか?
家族の問題に、国がどこまで介入するべきか――。スウェーデンで今、こうした議論が活発だ。
同国は、父親の育児休業制度が1974年に導入されるなど、男女平等“先進国”。現行制度では、共働き夫婦は計約13か月(労働日のみ。休日を入れると約1年半)まで有給の育休を取ることができ、育休中の親の給料の8割を、月額2万4562クローナ(約36万円)を上限に国が負担する。
問題は、育休の分け方だ。政府はもちろん「夫婦折半」を奨励しているが、たとえ男女平等先進国でも平均的な父親は及び腰の様子。約10年前まで、育休の90%以上は母親が消化していた。
そこで導入したのが「パパ月間」。一定期間を父親に割り当て、父親がこれを取らないと、その分の手当と育休は失われるという制度だ。95年の開始時は30日(休日を入れると約6週間)だったが、2002年に60日(同約11週間)とした。
…中略…
政府内ではこの1年ほど、〈1〉父親分を3か月に延長〈2〉夫婦で完全に折半――などの強制的拡大案が出ては消えている。
ただ、そこまで細かく制度で決められると、家族が自由に子育てする権利が侵される、という批判も出てきた。一般に、男性の方が給与水準が高く、父親が給与を得る方が家計が助かるという事情もあるらしい。
引用元: YOMIURI ONLINE - スウェーデン パパの育休、どこまで介入?(2006年1月10日 読売新聞)
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