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2005年9月26日

フランスの「3人っ子」政策

Pa020193s2引用記事によれば、フランスでは、「子供を2人以上持つ女性の失業率が高い半面、収入が安定した共働きカップルほど多産」なのだそうです。「共働きカップルほど多産」というのは、日本ではイメージしにくいように思います。
サントリー次世代研究所の「家族に関する国際調査」の中に、「フランスは労働時間の少ない国であり、政府も時短によって社会全体のワークシェアリングを行い、雇用人員の新規増加をねらう政策を打ち出しています。この制度は女性が育児や家事を行う時間を増やし、仕事と家庭の両立に役立っています。」という記載があります。フランスには、このような社会的背景があるわけですね。

引用記事は、子供が3人以上いる家族への支援策に関するもの。支援対象が、大人でもなく、子どもだけでもなく、「家族」という点がいいですね。家族の中に子どもがいることだけでも幸せですが、このような支援策はその幸せをより大きくしてくれるかもしれないなと思いました。

 ルモンド紙によると、子供を2人以上持つ女性の失業率が高い半面、収入が安定した共働きカップルほど多産なことが政府機関の調査でわかった。これが、女性が仕事を続けやすい環境を整えれば3人目の出産も促せるとの政策を後押しした。ドビルパン首相は「出生率の向上と女性の経済自立を同時に推進する」と語る。
 首相は、子供が3人以上いる家族への割引カード支給案も公表。すでにフランス国鉄は30〜75%の割引運賃を導入しているが、ホテルの宿泊料金や映画代、家電製品にも割引を広げるため大手企業と協議中だという。
 時短による家事分業が進むフランスでは、1人の女性が生涯に産む平均子供数は04年に1.9と、欧州連合(EU)加盟国ではアイルランドに次いで高い。だがこの水準でも人口はいずれ減少に転じるため仏政府は、人口学上、将来の人口維持のために必要とされる2.07を目標数値に設定。高齢化に対処し、女性の失業率を下げるためにも一層の子育て支援を進める構えだ。
リンク: asahi.com:仏政府が「3人っ子」政策 母親復職に配慮、優遇策拡充.

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コメント

はじめまして!ワーキングマザースタイルの唐土かほるです。トラックバックありがとうございました。フランスで「三人っ子政策」と銘打って少子化対策が行われていること、知りませんでした。不勉強でごめんなさい。windyさんのブログで勉強させていただきますね。これからもよろしくお願いいたします。

唐土さん、コメントありがとうございます。TBもしていただいて、とてもうれしく思いました(^^)
唐土大臣の「三人っ子政策」、支持します!これからもよろしくお願いいたします。

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