男性の育休取得率が79.2%の国
スウェーデンは、男性の育児休業取得率が79.2%だそうです。日本は0.4%に過ぎないというのに。デジタルデバイドという言葉がありますが、スウェーデンと日本の差は「育児デバイド」とでも言いたくなるような違いだなぁと思いました。
「育児デバイド」(勝手に定義): 育児関連の制度、サービスなどを使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる、待遇や貧富、機会の格差。個人間の格差の他に、国家間、地域間の格差を指す場合もある。
いろんな要素が絡まっているので、何につけても、差があるのは致し方ないことでしょう。だから、自分のおかれている環境でベター(not ベスト。でも本当はベストがいい)な選択をしていければいいかなと思います。
育児休業を取りやすい環境を企業がどうつくるかを学ぶため、内閣府は20日、育児支援が整っているスウェーデンの企業1000社を調査した結果をまとめた。日本では休業者の仕事を同僚が分担する傾向が強いが、スウェーデンでは臨時契約社員を積極的に雇い、代替要員の確保に努めている。内閣府は「本人や職場の負担を少なくすることができる」と日本が学ぶ点だと指摘している。
日本の出生率(03年)は1.29だが、スウェーデンは1.71。企業の育児休業取得率も日本の女性73.1%、男性0.4%に対し、スウェーデンは女性84.0%、男性79.2%と高い。…中略…
日本は、…中略…、社員個々の仕事を短期的に引き継ぐことが難しく、企業もコストを優先するため、補充なしで対応しがちだという。
リンク: MSN-Mainichi INTERACTIVE - 育児休業制度:スウェーデン企業を調査 内閣府.
パソコンやインターネットなどの情報技術(IT)を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる、待遇や貧富、機会の格差。個人間の格差の他に、国家間、地域間の格差を指す場合もある。…中略…
先進工業国が情報技術によりますますの発展をとげる一方で、アフリカなどの途上国が資金難や人材不足、インフラの未整備などで情報技術を活用できず「置き去り」にされ、経済格差が拡大するのは、国家間、地域間のデジタルデバイドと言える。
リンク: IT用語辞典 e-Words : デジタルデバイドとは内閣府の経済社会総合研究所は20日、育児休業の取得が進んでいるスウェーデンを対象にした調査報告をまとめた。スウェーデンでは育児休業を取得した際に、74%の企業が代替職員を臨時に雇用していると指摘。休んでも職場に迷惑がかからない制度が普及しており、日本も育児休業促進に向けた環境を整えるべきだと提言した。
関連リンク: NIKKEI NET: 育児休業促進へ代替職員確保を・経済社会総研
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建築雑誌のバックナンバーを探していたら、 以前、子育てのことで取材を受けた「L [続きを読む]
私も、今朝、日経を読んで、
「おおっ、やっと日本もスェーデンを見習おうとしているのか」と思いました。
先日、NHKで少子化を取り上げた番組をやっていましたが(私のブログで書きましたが)、その中で、日本にもスェーデン並みに福祉を充実させている自治体が長野県にあり、そこの出生率は平均をかなりうわまわっているとのこと。
国がダメなら、自治体でもいいので、スェーデンを見習うべきですね。もちろん、その分、負担(税金など)増は覚悟しないといけませんが。。。
投稿: ちゃい | 2005年7月22日 00時01分